青山弥生

青山弥生のプロフィールとキャリア

青山弥生（あおやま やよい）は、1958年3月6日に宮崎県延岡市で生まれました。劇団四季に所属し、数々の有名ミュージカルに出演する日本の実力派俳優です。彼女は、「嵐の中の子どもたち」で初舞台を踏み、さらに「ウエストサイド物語」や「コーラスライン」、そして「ライオンキング」といった作品で広く知られる存在となりました。また、劇団四季のCMの声も担当しており、多才な才能が光ります。

生い立ち

青山は、宮崎県の自然豊かな延岡市で成長しました。彼女自身、母親が宝塚歌劇団出身であり、その影響から幼いころから舞台に親しんできました。「夏は焦げそうになるほど暑いけど、のんびりした優しい街」という彼女の言葉からは、郷土への愛情が垣間見えます。青山は、小学校から高校まで日舞を習い、後にフェリス女学院短期大学音楽科に進学しました。

劇団四季でのキャリア

1979年、青山は大学を卒業し、友人の勧めで受けたオーディションに合格。劇団四季附属研究所の第17期生として新たな一歩を踏み出します。1981年に「嵐の中の子どもたち」で初舞台を果たし、1983年にはミュージカル「キャッツ」においてランペルティーザ役を演じました。この舞台での経験は、彼女にとって特別なものとなり、CD録音にも参加しました。

さらに1998年に日本初演された「ライオンキング」では、ラフィキ役に挑み、深い感情を持って演じることで観客の心に残る演技を見せました。青山は、年齢が重なるにつれて命の重みをより感じるようになり、ラフィキ役を通じて様々な生命の誕生と死を見つめる存在を演じ続けています。2008年には、ライオンキングが国内で8,000回の上演を達成した際、「これからもさらなる回数を目指していきます」と挨拶しました。

青山の身長は150cmと小柄で、その声質から子供や動物の役を多く演じています。彼女が「マンマ・ミーア!」で大人の女性ロージー役を演じた際には、声の特徴に着目して、自立した女性像を表現しました。

教育者としての活動

2008年、青山は名古屋公演を前に東海テレビのアナウンサーに発声や発音について講義を行い、独自の呼吸法や母音法を伝えました。このように、俳優としての活動だけでなく、教育者としても精力的に活動を続けています。

出演してきた作品

青山弥生は、数多くのミュージカルに出演してきました。主な作品には、以下のものがあります。

• - 「エルコスの祈り」（ダニエラ）
• - 「オペラ座の怪人」（メグ・ジリー）
• - 「キャッツ」（ランペルティーザ）
• - 「コーラスライン」（コニー）
• - 「ドリーミング」（ミチル）
• - 「人間になりたがった猫」（トリバー）
• - 「マンマ・ミーア!」（ロージー）
• - 「魔法をすてたマジョリン」（マジョリン）
• - 「ユタと不思議な仲間たち」（モンゼ）
• - 「ライオンキング」（ラフィキ）
• - 「劇団四季ソング&ダンス The Spirit」（ヴォーカルパート）
• - 「リトルマーメイド」（アースラ）
• - 「バケモノの子」（宗師）

青山弥生は多様な役柄を通じて、舞台上での存在感と演技力を発揮してきました。今後の活躍にも期待が寄せられています。

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