青山穣

青山 穣（あおやま ゆたか）

青山穣（あおやま ゆたか）は、1965年1月30日生まれの日本の声優で、愛知県出身です。彼は現在、ケンユウオフィスに所属しており、数多くのアニメや吹き替え作品でその声を響かせています。

来歴

青山は、もともとは九プロダクションに所属し、声優の道を歩き始めました。彼が映画に興味を持ったのは小学生のころであり、特に『がんばれ!ベアーズ』に影響を受けて映画館に通い詰めていたそうです。中学生になった際、映画研究会に参加することを夢見ていたものの、その中学校には映画研究会が存在せず、演劇部に加入しました。演劇部には男子が青山一人しかおらず、彼は疎外感を抱いていましたが、その経験から次第に演劇の魅力に取り込まれました。

高校へ進学するも、映画研究会は再び存在せず、彼は再び演劇部に参加します。部活では厳しい訓練を受けながら、力をつけていきました。その結果、彼は中部地区から選ばれる高校演劇の全国大会に出場することとなり、これが役者という夢への大きな一歩となりました。

大学では日本大学芸術学部の演劇学科に進学し、演劇に関するあらゆることを学びました。卒業後、教員の勧めもあり、イギリス・ロンドンに留学し、演劇をより深く学びました。帰国後は日本の古典劇にも目を向け、歌舞伎座でアルバイトをしながら小劇場の制作を手がけ、活躍の幅を広げていきました。

声優業への転身は、歌舞伎座でのアルバイト中に声の特徴を指摘されたことから興味を持ち、映像テクノアカデミアに入学。その後、声優としてデビューを果たし、あるシリーズの主役に抜擢されました。

人物

青山は名古屋弁を話し、普通自動車免許を持つという普普通な一面もありますが、声優としての活動は非常に多岐にわたります。彼は、特に悪役を演じることが多く、その役に魅力を感じているようで、「悪を演じるのは楽しい」と話す一方で、悪役が持つ複雑さや物語における役割の重要性を強調しています。

『モンスターズ・インク』におけるランドール・ボッグス役のように、彼にとって特別な役柄となったものもあります。青山は後輩に対しても助言を惜しまず、「長続きするためには多くの経験を積むことが大切だ」と励ましの言葉を送っています。

また、アニメ『かぐや様は告らせたい』などのナレーションでも活躍し、ナレーションに対する戸惑いを抱きつつも、自身の視点を意識することでナレーターとしての役割を理解し、深めているとのことです。

主な出演作品

青山の出演は非常に幅広く、テレビアニメ、劇場アニメ、OVA、ゲームなど多岐にわたります。中でも彼が特に注目された作品は以下の通りです。

• - テレビアニメ

- 『ルパン三世』シリーズ（岡田似蔵、他）
- 『名探偵コナン』シリーズ（山本航一、他）
- 『銀魂』（岡田似蔵、ゲーマー星人A）
- 『NARUTO -ナルト-』シリーズ（モヤ忍アニキ）

• - 劇場アニメ

- 『名探偵コナン 11人目のストライカー』（警備員）
- 『怪盗グルーの月泥棒 3D』（スチュアート）

• - ゲーム

- 『テイルズ オブ』シリーズ（清雲）
- 『ドラゴンクエスト』シリーズ（ザバン）

青山穣は、その力強い声と多彩な演技力で、声優業界での地位を確立しており、今後の更なる活躍が期待されています。

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