がんばれ!ベアーズ

がんばれ!ベアーズ

『がんばれ!ベアーズ』（原題：The Bad News Bears）は、1976年にアメリカで公開されたコメディ映画です。物語は、アメリカ西海岸の町にある弱小少年野球チーム「ベアーズ」を中心に展開します。このチームは、問題児ばかりから構成されており、まとまりがないことが悩みの種でした。

あらすじ

このチームの運命を変えたのは、かつてマイナーリーグで活躍していたプール清掃員のバターメイカー。彼は、何の前触れもなくこの少年たちを指導することになります。初めはまとまりのないチームメイトたちとともに、彼は数々の困難に立ち向かいながら、チームの結束と成績を向上させていきます。この物語は、負け続けだった彼らが勝ちを目指して努力する姿を描いており、友情や成長をテーマにしています。

登場するキャストには、ウォルター・マッソーがバターメイカー役を演じ、その他にもヴィック・モローやジョイス・ヴァン・パタンが登場します。また、チームメンバーにはジャッキー・アール・ヘイリーやテータム・オニールなど才能ある若手俳優たちが名を連ねています。

続編について

本作の人気を受けて、1977年と1978年には続編が製作されました。第2作目の『がんばれ!ベアーズ 特訓中』（原題：The Bad News Bears in Breaking Training）は1977年に公開され、続いて1978年には『がんばれ!ベアーズ大旋風 -日本遠征-』（原題：The Bad News Bears Go to Japan）が公開されました。特に第3作は日本を舞台にし、若山富三郎やアントニオ猪木、萩本欽一などが特別出演しています。

さらに、2005年には本作のリメイク版『がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン』（原題：Bad News Bears）が公開され、新たな世代にこのストーリーが広がりました。

日本での放送

映画『がんばれ!ベアーズ』は、日本でも人気を博しました。1979年4月4日、日本テレビの『水曜ロードショー』で初回放送が行われ、その後も様々な形で視聴者に親しまれました。テレビ朝日版では1982年5月2日から放送され、こちらはDVDに特別収録された部分も含まれています。

日本語吹き替えとしては、テレビドラマ版と同じキャストが多く起用されており、キャラクターたちの魅力を伝えています。

テレビドラマ版

映画版と同じタイトルで、1979年3月24日から1980年7月26日までアメリカのCBSでテレビドラマが放送されました。このシリーズは2シーズン、全26話から成り、日本でも1979年から1980年にかけて放送されました。テーマ曲は、作詞・作曲に日本のアーティストが関与し、視聴者にとって記憶に残る名曲となりました。

結論

『がんばれ!ベアーズ』は、単なるスポーツコメディ以上のメッセージを持ち、成長や友情の重要性を描いた作品です。そのキャラクターたちの人間味あふれる姿勢や、逆境を乗り越える力強さが、多くの観客に共感を呼び起こしました。今でも、この作品は映画やテレビの歴史において重要な存在であり続けています。

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