青山高原

青山高原：絶景と風力発電が織りなす、四季の楽園

三重県伊賀市東部から津市西部に広がる青山高原は、布引山地の一部を成す、標高800m級の高原です。年間を通して多くの観光客が訪れ、2016年度には約20万人がその魅力を体感しました。

雄大な自然と充実のレジャー施設

青山高原は、室生赤目青山国定公園の東部に位置し、南北約10kmにわたって広大な景観を展開しています。高原からは伊勢湾の美しい眺望が広がり、訪れる人を圧倒します。

この地には、青山高原保健休養地が整備されており、キャンプ場をはじめ、バーベキューハウス、公園、プール、テニスコートなど、様々なレジャー施設が揃っています。ハイキングはもちろん、ドライブやツーリングにも最適で、四季折々の美しい自然を満喫できます。春の新緑、夏の緑豊かな景色、秋の紅葉、そして冬の幻想的な樹氷と、一年を通して変化に富んだ風景が魅力です。

日本最大級の風力発電施設

青山高原は、若狭湾から琵琶湖を経て伊勢湾に至る風の通り道に位置しており、年間平均風速約7m/sという安定した風を受けることができます。この恵まれた自然条件を活かし、高原全体には91基もの風力発電機が設置されています。

これら風力発電施設は、新青山高原風力発電所（40基）、青山高原風力発電所（20基）、ウインドパーク久居榊原（4基）、ウインドパーク美里（8基）、ウインドパーク笠取（19基）からなり、総出力は152,000kWに達します。これは日本最大規模の風力発電施設であり、再生可能エネルギーへの取り組みにおいても重要な役割を担っています。

アクセス方法

青山高原へのアクセスは、主に鉄道を利用します。近鉄大阪線の西青山駅または東青山駅から徒歩でアクセス可能です。東青山駅からは登山道も整備されています。

高原南部にあるメナード青山リゾートへのアクセスは、JR名松線の伊勢鎌倉駅からも可能ですが、最短ルートはなく、桜峠を経由する必要があります。

まとめ

青山高原は、雄大な自然と充実したレジャー施設、そして日本最大級の風力発電施設を擁する、魅力あふれる高原です。絶景を眺めながらのハイキングや、爽快なドライブ、そして自然エネルギーの偉大さを実感できる、忘れられない体験があなたを待っています。四季の移ろいを感じながら、心身ともにリフレッシュできる、おすすめの観光地です。

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