青春トライアングル

青春トライアングル

「青春トライアングル」は、1985年4月から1988年4月までの約3年間、TBSラジオを中心に放送されていた人気ラジオ番組です。この番組は、日立が提供した一社提供のもので、初代パーソナリティは杉山清貴が務めていました。放送時間は毎週土曜日の22:30から23:00までで、多くのリスナーに親しまれていました。

番組が始まった当初、杉山清貴はパーソナリティとして活躍し、さらに菊池桃子もコーナー出演者として番組に参加していましたが、1985年10月からは菊池がパーソナリティに昇格しました。彼女が新たに担ったオープニングでは、様々な名言を紹介するコーナーが設けられ、リスナーに新しい魅力を届けていました。実は、番組のタイトルは最初の頃「マスタックス青春トライアングル」としてスタートしましたが、菊池桃子時代の後半には、シンプルに「青春トライアングル」と呼ばれるようになりました。

番組の特徴

特に菊池桃子時代には、「こもも」と呼ばれるキャラクターが登場するなど、リスナーとの交流が深まる多様なコーナーが展開されました。菊池の魅力を引き出す工夫が施され、リスナーに親しみやすさを感じさせる内容が多く含まれていました。また、オープニングテーマとエンディングテーマも多様で、エンディングは「星に願いを」という楽曲で締めくくり、愛らしい「チュッ」という音でフィナーレを迎えていました。

主なコーナー

杉山清貴時代

• - 杉山清貴が放送していた時期には、彼自身の魅力を引き出す様々なコーナーが組まれていました。具体的な内容は多岐にわたりますが、リスナーからの投稿やリクエストに応じた企画が評判を呼びました。

菊池桃子時代

• - 週刊桃子トピックス：リスナーからの近況報告やリクエストを紹介するコーナー。
• - 桃子のカセットタイム：リスナーが送り込んだリクエストに応じて、菊池が直接語りかける形式で特別なカセットテープを制作、その名が入った音源をプレゼントするユニークな企画です。
• - 名付け親コーナー：リスナーからの依頼に応えて様々な物やペットの名前を決める、菊池ならではの温かいコーナー。
• - 連続ショートチョット劇場：菊池桃子が主演する短編ストーリーで、何役ものキャラクターを演じることでリスナーを楽しませました。
• - 井浦秀知のアイドルパンチ：井浦秀知が中心となる特別企画も人気を博しました。
• - 何気ないはがき：エンディング前には、リスナーからの普通のはがきを紹介することで、日常を共に感じることができるコーナーでした。

ネット局

この番組は、北海道放送や東北放送、CBCラジオ、MBSラジオ、中国放送、RKBラジオなど全国の局で放送され、多くのリスナーを魅了しました。各地区によって放送時間や内容が若干異なる部分もありましたが、共通して「青春」のテーマが貫かれていました。

同番組は、リスナーの心に寄り添う内容で構成され、青春の一幕を共に感じさせるようなスタイルが特徴です。そのため、放送終了後も昔を懐かしむファンは多く、今なお多くの人々に愛され続けている番組の一つと言えるでしょう。

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