青春最前線

青春最前線（せいしゅんさいぜんせん）

『青春最前線』は、1977年4月4日から1978年9月29日まで、ラジオ大阪で放送された夜のワイドラジオ番組のシリーズであり、二つの異なるタイトルが存在しました。最初のシリーズ『星空にうたおう 青春最前線』は、1977年4月から同年9月まで放送され、次に『青春最前線 ドキドキラガジン』として1977年10月から1978年9月にかけてリニューアルされました。2つのシリーズを通じて、ラジオ大阪の新たな音楽指向を強調した内容が展開されました。

放送時間

• - 星空にうたおう 青春最前線

月曜日から金曜日まで、23:45から25:00の間に放送（1977年4月 - 1977年9月）

• - 青春最前線 ドキドキラガジン

月曜日から金曜日まで、23:15から25:00の間に放送（1977年10月 - 1978年3月）
月曜日から金曜日まで、23:00から25:00の間に放送（1978年4月 - 1978年9月）

概要

この番組が始まる以前、ラジオ大阪の夜ワイドはトークやバラエティを重視する傾向が強かったですが、全国的に音楽番組の人気が高まる中、特にニューミュージックを中心にした内容にシフトチェンジしました。これにより、若者向けの「個性豊かな男女の掛け合いを楽しむDJ番組」としての魅力を打ち出しました。

1977年10月、番組名がリニューアルされ『青春最前線 ドキドキラガジン』として再出発を果たしました。この改題に伴い、タイトルの表記方法も変更され、新聞ラジオ欄では「フライデー・ラガジン」といった特別な呼称が使われるなど、注目を集めるようになりました。また、音楽の選曲も幅広く、ニューミュージックだけでなく、ロックや洋楽など様々なジャンルが選ばれるようになり、多様なリスナーのニーズに応える番組となりました。ただし、パーソナリティの交代が頻繁に行われたため、安定性に欠けていた面もありました。

パーソナリティ

1977年4月 - 1977年9月（星空にうたおう 青春最前線）

• - 月曜日: ミス花子（6月まで）、桂べかこ（7月から）、紀平真理子
• - 火曜日: 白川和子、中村健治
• - 水曜日: 大場弘一、土谷多恵子
• - 木曜日: 尾崎千秋、片山とも子
• - 金曜日: スペシャルDJ、福島厚子

1977年10月 - 1978年3月（青春最前線 ドキドキラガジン）

• - 月曜日: 井上真由美、桂小軽（12月まで）、杉田二郎、福島厚子（1月から）
• - 火曜日: 小山乃里子、内田修
• - 水曜日: 桂文珍、星浦好子
• - 木曜日: 笑福亭仁鶴、尾田かずみ
• - 金曜日: スペシャルDJ、福島厚子（10月 - 11月）。田中正美（ピンキー）、キャンディ（1月 - 3月）

1978年4月 - 1978年9月

• - 月曜日: 石川香代子
• - 火曜日: 相沢純子
• - 水曜日: 星浦好子
• - 木曜日: 高木ゆき子
• - 金曜日: 尾田かずみ

主なコーナー

• - ラガジン・スクランブル: 若者の愛や性についての悩みを真剣に取り上げる内容。
• - 午前0時のラガジンクイズ: 3曲を続けて流し、それぞれのアーティスト名を当てる音楽クイズ。解答者は参加を希望するリスナーから抽選で選ばれ、正解に応じた金銭報酬が与えられました。

このように、ラジオ大阪の『青春最前線』は、音楽やトークを交えた新しいスタイルの夜のラジオ番組として、当時の若者たちに愛される存在となっていました。多様な音楽と興味深いトークが織り交ぜられた毎週の放送は、リスナーに深い印象を残しました。

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