青木智史

青木智史のプロフィール

青木智史（あおき ともし、1979年9月10日生まれ）は、神奈川県足柄下郡真鶴町が出身の元プロ野球選手です。ポジションは外野手で、右投右打。現役引退後は埼玉西武ライオンズの育成コーチ兼人財開発チーフとして新たな一歩を踏み出しています。また、彼には広報兼通訳を務めた青木走野という実弟がいます。

プロ野球選手としての道のり

青木は小学校時代にサッカーを経験した後、ソフトボールクラブに所属。中学に入ると野球部に転向し、走力を活かして陸上競技大会にも参加。地元の名門、神奈川県立小田原高等学校では、3年間で最高3回戦進出を果たし、卒業後の進学先は青山学院大学や慶應義塾大学が候補でしたが、高校通算で29本塁打を記録した実績から各球団がドラフト指名を狙っていました。

1997年、広島東洋カープから6位指名を受けて入団。キャンプでのパフォーマンスに期待が寄せられましたが、残念ながら一軍出場は果たせず、3年間で広島を去ることとなりました。

海外への挑戦

広島退団後、青木はアメリカへ渡り、18回のトライアウトを経験します。2003年にシアトル・マリナーズのA級チームと契約しましたが、1年限りで解雇されました。その後、オーストラリアに渡り、現地のセミプロチームに参加。再帰国後は、オーストラリア選手主体のクラブチームウェルネス魚沼へ。ここでもチーム解散に直面し、結局はアメリカに戻りジャパン・サムライ・ベアーズに入団しますが、こちらも短命に終わりました。2006年にはセガサミーホールディングスの硬式野球部に参画し、主力選手として活躍。

BCリーグ・新潟アルビレックスBC時代

2008年には新潟アルビレックスBCに加入し、71試合出場で打率.286、本塁打12、本塁打王のタイトルを手に入れます。翌2009年には全72試合出場し、打率.344、本塁打16、打点51の成績を残し、二冠に輝きます。その後、2014年には引退を決意し、信濃戦でセレモニーを行いました。

引退後のキャリア

引退後、青木は学生野球資格を回復し、セガサミー時代の仲間である坂田精二郎の指導のもと、立正大学硬式野球部のコーチに就任。2023年には埼玉西武ライオンズに参加し、人財開発チーフと育成コーチとして新たな挑戦を始めました。2024年シーズンには、育成コーチ兼人財開発チーフに任命されることが発表されています。

青木智史は、選手としての経験を活かし、次世代の野球人を育成する役割を務めています。彼の熱意と知識は、多くの選手たちに希望を与えることでしょう。

もう一度検索