青木沙耶香

青木沙耶香（あおき さやか）

青木沙耶香は、日本の女子プロボクサーで、1990年9月20日に生まれました。彼女はEBISU K's BOXに所属し、アマチュアからプロへと進む中で、様々な舞台でその腕前を披露してきました。「サヤカ」というリングネームで知られる彼女は、日本女子ボクシング協会（JWBC）やなでしこファイト、さらにはJBCといった著名な大会で戦ってきました。

来歴

アマチュア時代

青木は、ナックルスポーツジムに所属し、アマチュア時代からその実力を発揮しました。特に、第6回神奈川県女子ボクシング選手権において優勝を果たし、注目を浴びました。アマチュアの需要が高まる中、彼女はプロへの道を歩み始めます。

JWBCでの活躍

2007年、青木は「サヤカ」としてプロボクシングの世界に足を踏み入れます。4月15日には神田桃子とのエキシビションマッチを行い、6月24日には小幡彩子との対戦で正式デビューを飾ったものの、試合は引き分けに終わります。その後、7月29日には神田との再戦を果たしますが、0-3の判定負けに。さらに11月10日にはSAKURAとの戦いも0-3で敗北し、JWBCでの試合はこれが最後となりました。その後、2008年には女子ボクシングが解禁となるも、所属ジムがJPBAに加盟していなかったため、試合の機会を逃すこととなりました。

なでしこファイトへの参加

2009年、女子ボクシングスパーリング大会「なでしこファイト」が始まると、青木は本名で再びリングに立つことになります。7月26日の第2戦では、プリンセス朝里紘乃に3回TKOで勝利し、初戦を飾った彼女はその後も好調をキープ。11月9日には関敦子との対戦で2-0判定勝ちを収め、連勝を重ねます。2010年5月30日にはR20フライ級王座決定戦で関と再戦し、3-0判定で初代王座を獲得しました。しかし、その後の試合では伊藤亜矢子（現aya）に敗れ、王座陥落となりました。

JBCでの挑戦

2011年には、元日本チャンピオンの加山利治が会長を務めるEBISU K's BOXに移籍。6月19日、移籍後の初戦でayaとのリマッチを行い勝利を収め、王座を奪還しました。2013年にはJPBAに加盟し、2014年にはJBC公認C級ボクサーテストに合格。その後、さまざまな試合を経て、2018年には最後の大一番として日本女子アトム級王座に挑みましたが敗戦し、これをもって引退を決意しました。

戦績

青木のボクシングの戦績は以下のようになっています：

• - JWBC：3戦 1引き分け 2敗
• - なでしこファイト：5戦 4勝（1KO） 1敗
• - JBC：10戦 4勝（3KO） 4敗 2引き分け

青木沙耶香はそのキャリアを通じて、多くの試合を経験し、女子ボクシングの発展に貢献してきました。彼女はリング上での戦いを通じて、多くのファンに感動を与えた選手であり、女子ボクシングの未来を切り拓く存在でした。

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