青木理 (三重県知事)

青木 理に関する詳細

青木 理（あおき まさる、1902年8月9日 - 1967年1月25日）は、大正から昭和にかけて活躍した実業家であり政治家です。彼は三重県の初代公選知事として知られ、県政に大きな影響を与えました。この項では、彼の経歴と政治活動について詳述します。

経歴

青木は三重県一志郡久居町西鷹跡町（現在の津市）で生まれました。1923年に東京帝国大学法学部を卒業し、その後理研特殊鋼で総務部長を務めるなど、実業界でのキャリアを築きました。続いて、日本兵器車両の取締役としても活動した彼は、1942年には拓務大臣の井野碩哉の秘書官として政治の世界に足を踏み入れました。この期間中、彼は日本蚕糸近畿中国支社長を任されるなど、再び実業界へ戻ることになります。

1947年三重県知事選挙

戦後の1947年、青木は第1回三重県知事選挙に立候補します。この選挙では、官選知事であった佐伯敏男や共産党などから立候補した他の候補者たちを破り、見事に当選を果たしました。このことにより、彼は初代の公選知事となりました。

青木は同年4月16日に知事に就任し、その後1951年にも再選されました。彼の在任期間中、昭和天皇が三重県を巡幸する際には随行役を務め、地域の発展に寄与する姿勢を示しました。

知事からの退任と後の活動

1955年の知事選では自由党と日本民主党の支援を受けましたが、左右社会党の支持を受けた農林省課長の田中覚に敗れる結果となります。その結果、青木は同年の3月18日に知事の職を退任しました。

その後、1958年の衆議院議員総選挙においては、三重1区から自由民主党の公認候補として立候補しましたが、残念ながら落選しました。

青木理は1967年に亡くなり、その生涯を通じて三重県の発展に貢献した功績は多くの人々に記憶されています。

脚注

青木の歴史的な業績に関するさらに詳しい情報は、以下の文献を参照してください：

• - 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
• - 『新訂 政治家人名事典 明治〜昭和』編集・発行 - 日外アソシエーツ、2003年。
• - 『国政選挙総覧：1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。

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