青木裕史

青木裕史（あおき ひろし、本名：青木 清）は、1952年1月10日に生まれ、2020年12月19日に生涯を閉じた日本の歌手です。静岡県藤枝市で生まれ育ち、その音楽人生は、確かな歌唱力と心に響く表現力によって彩られました。

学びと音楽への転身

青木裕史は、静岡県立藤枝東高等学校を経て、東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業しました。この間、音楽の基礎を深く学び、確かな技術を培いました。大学在学中には、NHK教育テレビ番組にレギュラー出演するなど、早くからその才能を発揮していました。その後、第12回日本シャンソンコンクールで入賞を果たしたことをきっかけに、ポピュラー音楽の世界へと活動の場を移しました。この転身は、彼の音楽キャリアにおいて重要な転換点となりました。

ポピュラー歌手としての活躍

ポピュラー界に転向後、青木裕史は数々のシングルやアルバムをリリースしました。その中でも、「旅の終わり」や、大塚博堂の遺作である「かすみ草哀歌」は、多くのファンに愛される代表曲となりました。また、「百万本のバラ」、「風のルフラン」、「歌は時代を超えて」などのアルバムは、彼の歌声の魅力を存分に引き出し、幅広い音楽性を披露しました。

彼の歌は、聴く人の心に優しく寄り添い、時には力強く励ますような温かさを持っていました。その歌声は、多くの人々に感動を与え、長く記憶されることでしょう。

静かなる旅立ち

青木裕史は、2020年12月19日、脳梗塞のため東京都練馬区の自宅で息を引き取りました。68歳という若さでの突然の訃報は、多くのファンや音楽関係者に深い悲しみをもたらしました。彼の音楽は、これからも多くの人々の心の中で生き続けるでしょう。

楽曲リスト

シングル

旅の終わり
かすみ草哀歌（大塚博堂遺作）

アルバム

百万本のバラ
風のルフラン
歌は時代を超えて

関連情報

青木裕史HP

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