青根

青根（あおね）

青根（あおね）は、神奈川県相模原市緑区に位置する地名であり、同区を構成する大字の一つです。相模原市の南西端にほど近い、山間部の自然豊かな環境にあります。

地理

相模原市緑区の南西部に位置しており、周囲を山に囲まれた緑豊かな地域です。地域内を流れる一級河川である道志川は、地域の自然景観の中心であり、古くから人々の生活と結びついてきました。道志川沿いには、その自然環境を生かした施設が点在しています。

歴史

青根の行政区画は、近年大きな変遷を経験しています。かつては津久井郡津久井町に属する大字でした。平成の市町村合併により、2006年（平成18年）3月20日に津久井町が相模原市へ編入されたことで、青根も相模原市の一部となり、「相模原市津久井町青根」と位置づけられました。さらに、相模原市が政令指定都市へ移行する際、行政区が再編成され、2010年（平成22年）4月1日からは新たに設置された緑区の一部として、「相模原市緑区青根」となりました。

地域社会と統計情報

青根地域の社会・経済状況は、定期的に実施される各種統計調査によって把握されています。国勢調査では人口や世帯数の動向が、経済センサスでは事業所数や従業員数の変遷が記録されており、これらのデータを通じて地域の現状や変化を知ることができます。

教育

義務教育段階における学区については、2023年5月現在の情報によると、青根の全域が相模原市立青和学園の学区に指定されています。青和学園は小中学校一体型の学校であり、地域の子どもたちは一貫した教育環境で学ぶことになります。

交通

地域の交通は、主要な幹線道路によって支えられています。地域内を通る道路として、国道413号と神奈川県道76号山北藤野線が挙げられます。これらの道路は、地域と外部を結ぶ重要な役割を担っており、住民生活や産業、観光にとって基盤となる交通路です。

地域内の主な施設

青根地域には、生活関連施設や自然を活用した施設が存在します。相模原市緑区役所 青根出張所は行政サービスを提供し、津久井警察署 青根駐在所は地域の安全を守っています。自然環境を生かした施設としては、道志川に建設された道志ダムや、川沿いに立地する音久和キャンプ場、青根キャンプ場があり、訪れる人々に自然の中での活動機会を提供しています。

その他

郵便関連の情報として、青根地域の郵便番号は252-0162であり、この地域の郵便物の集配は橋本郵便局が担当しています。

青根は、過去の行政区画変更を経て現在の相模原市緑区に属する地域です。道志川や山々に囲まれた自然環境の中にあり、主要な交通路や生活・レジャー施設も存在しています。地域の人口や経済状況は、統計調査を通じて継続的に把握されています。

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