棟方公寿

棟方公寿 - バスケットボール選手・指導者

棟方公寿（むなかた こうじゅ）は、1967年1月10日に青森県で生まれました。彼は現役時代にはガードのポジションを担い、国内外において特に顕著な活躍を見せました。彼のバスケットボールの旅は、高校時代から始まり、弘前実業高等学校でのエクスペリエンスを経て、拓殖大学に進みます。大学時代にはバスケットボールの技術を磨き、その後、1989年に日本鉱業（のちのジャパンエナジー、現在はJX金属）に入社しました。

日本鉱業のバスケットボール部で活躍する中、1993年には全日本選手権での優勝に貢献し、彼の名は日本のバスケットボールシーンにて知名度を増しました。1998年には、ジャパンエナジーが休部に入ると、トヨタ自動車ペイサーズ（現在のアルバルク）に移籍し、そこで主将としての役割を果たしました。彼はスーパーリーグ2001-02年シーズンにおける優勝にもしっかりと寄与しました。

2005年、棟方は選手兼任アシスタントコーチに就任。個人としても1992年にアシスト王として表彰され、1994年と2001年には年間ベスト5賞を獲得するなどの輝かしい実績を持っています。彼は2006年をもって選手としてのキャリアを完了し、その後はコーチとしての道を進むことになります。

2008年にはトヨタ自動車アルバルクのヘッドコーチを務め、2010年にその職を退任。続く2011年には日立ハイテク クーガーズのヘッドコーチに就任しましたが、2013年に退任し、その年に青森ワッツのヘッドコーチに就任しました。青森ワッツでは、2シーズン連続でプレイオフへ導く成果を上げ、地元のバスケットボール界においても存在感を示しました。

2015年には青森のヘッドコーチを辞し、信州ブレイブウォリアーズのヘッドコーチとして新たな挑戦に臨みます。そして2016年、今度はパスラボ山形ワイヴァンズのヘッドコーチに就任し、2017年に退任。その後、東京羽田ヴィッキーズのHCとして活動を開始し、2021年までその職務を全うしました。

棟方の受賞歴は非常に多様で、1992年には日本リーグアシスト王、1994年にはリーグベスト5、そして2001年には年間ベスト5に選出されるなど、数多くの栄冠を手にしています。また、彼は1989年のユニバーシアードに日本代表として出場した経験も持ち、国際的な舞台でもプレーしてきました。彼の経歴は、選手としての実績だけでなく、指導者としての成長も示しており、日本のバスケットボール界において今後の更なる活躍が期待されます。

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