青森市営野球場

青森市営野球場、通称合浦公園スタジアムは、青森県青森市の合浦公園内に位置する野球場です。この球場は青森市が所有しており、オカモト・角弘・青森放送・東洋建物共同企業体が指定管理者として運営・管理を行っています。2020年からは、ダイシンベースボールスタジアムという名称も使用されています。

歴史

1950年に建設されたこの球場は、高校野球などのアマチュア野球の公式戦や、プロ野球の公式戦の舞台となってきました。2000年には全面改修が行われ、スコアボードが電光化されました。この改修を機に、一般公募によって「合浦公園スタジアム」という愛称が付けられました。

改修後、青森県営野球場に代わり、全国高等学校野球選手権青森大会の主要試合会場となりました。しかし、2017年以降は弘前市運動公園野球場が改修され、プロ野球1軍戦が開催できるようになったため、選手権の準々決勝以降の試合は弘前市で行われるようになりました。

出来事

開場から間もない1950年6月28日、読売ジャイアンツの藤本英雄投手が、対西日本パイレーツ戦で日本プロ野球史上初の完全試合を達成しました。この偉業を記念して、球場の出入り口付近には記念碑が建てられています。また、この試合では、後に作詞家として活躍するなかにし礼がバットボーイを務めていました。

2020年の夏季青森県高校野球大会では、阪神甲子園球場のグラウンドと同じ配合の土が内野グラウンドに使用されました。これは、青森銀行硬式野球部の有志がクラウドファンディングで資金を集め、阪神園芸から混合土を購入したことによるものです。

施設概要

グラウンド面積：13,700.37m2
両翼：98m
中堅：121m
内野：クレー舗装
外野：天然芝
収容人員：10,010人（内野ベンチ席：2,945人、外野芝生席：7,065人）
スコアボード：LED式
照明設備：6基

プロ野球開催実績（ファーム）

* 2018年8月12日 イ・巨人 5-4 ロッテ 観衆2139人

アクセス

青森駅前4番のりばから青森市営バス「東部営業所」行などで「合浦公園前」下車後徒歩約3分。弘南バスの一部系統も利用可能です。

青森市営野球場は、長年にわたり青森県の野球文化を支えてきた重要な施設であり、今後も多くの試合やイベントが開催されることが期待されます。

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