青森市立油川中学校

青森市立油川中学校

青森市立油川中学校は、青森県青森市の北西部、松前街道沿いに位置する公立中学校です。油川地区の中心にあり、地域に根ざした教育活動を展開しています。

概要

油川地区は古くは大浜と呼ばれ、長い歴史を持つ地域です。油川中学校では、生徒たちが地域社会に貢献する活動を積極的に行っています。例えば、一人暮らしの高齢者宅での除雪作業は、地域との絆を深める活動の一つです。また、学校行事や部活動においては、地域住民の協力が不可欠であり、学校と地域社会が強固な連携を築いています。

近年、油川中学校の部活動は目覚ましい成果を上げています。特に卓球部は全国大会の常連選手を輩出するほどの実力を持っており、地域に活気を与えています。団体競技においても、サッカー部が2期連続で青森県中学校体育連盟（中体連）の県大会に出場、さらに第24回U-15フットサル選手権東北大会では3位入賞という輝かしい成績を収めています。

油川中学校の校地周辺は、かつて寺野内村と呼ばれていました。校庭の一角には、初代森山弥七郎の供養碑が建立されていましたが、1935年の青森飛行場建設に伴い、浄満寺境内に移転されました。この供養碑は、三代目弥七郎が油川湊目付を務めた際に、先代の遺徳を偲んで建立したものと伝えられています。

学校全体としても、社会福祉活動に力を入れています。老人施設での高齢者支援、難病を抱える子供への募金活動、カンボジアへの寄付など、生徒たちは社会貢献の意識を育んでいます。

沿革

1947年（昭和22年）4月1日：学制改革により、青森市立油川中学校として創立。油川小学校に併設。
1951年（昭和26年）12月24日：羽白字池上に新校舎が竣工し、移転。
1956年（昭和31年）7月27日：体育館兼講堂が落成。
1957年（昭和32年）10月14日：校歌が制定。
1961年（昭和36年）6月10日：相撲道場が完成。
1962年（昭和37年）7月1日：同窓会が設立。
1978年（昭和53年）10月19日：火災により校舎が全焼。分散授業を実施。
1978年（昭和53年）12月23日：鉄筋4階建の新校舎に移転。
1979年（昭和54年）11月17日：新校舎・体育館落成記念式典を挙行。
1985年（昭和60年）7月26日：水泳プールが竣工。
1997年（平成9年）10月25日：創立50周年記念式典を挙行。

学区

油川、羽白、岡町、西田沢、新城字天田内、富田4丁目の一部、新田3丁目の一部。

アクセス

青森市営バス「北高校前」バス停から徒歩約350m（約6分）。
JR津軽線油川駅から徒歩約660m（約10分）。

周辺施設

JR津軽線油川駅
青森市役所油川市民センター

出身者

斉藤里恵（東京都議会議員、ホステス、作家）
* 森内壽春（元プロ野球選手）

油川中学校は、地域との連携を大切にし、生徒たちの成長を支援する学校として、地域社会に貢献しています。

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