青森県立弘前実業高等学校

青森県立弘前実業高等学校

青森県立弘前実業高等学校は、青森県弘前市中野三丁目に所在する州立の実業高等学校です。学校の特色として、県内で唯一、農業、商業、家庭、体育の四つの専門学科を設置している点が挙げられます。全体として「実業」という名のもとに運営されており、学生たちは専門知識や技能を身につけることができます。本校は中野校舎と藤崎校舎から成り立っていましたが、藤崎校舎は現在閉校しています。

設置学科

本校舎には4つの学部と6つの学科があります。具体的には、以下の通りです:

• - 商業科（1・2組）
• - 情報処理科（3組）
• - スポーツ科学科（4組）
• - 農業経営科（5組）（2022年度で閉科）
• - 家庭科学科（6組）
• - 服飾デザイン科（7組）

かつて存在した藤崎校舎では、全国でも唯一のりんごに特化した学科が設置されていました。

歴史

この学校は1960年に弘前市立女子高等学校と弘前商業高等学校が統合されて創立され、当初は弘前市立実業高等学校と名付けられました。1969年には青森県に移管され、青森県立弘前実業高等学校に名称変更されています。その後、2008年には藤崎園芸高等学校を統合し、2019年には藤崎校舎が閉校することになりました。また、2021年には農業経営科の新たな募集が停止される予定でした。

部活動

学生生活の一環として、様々な部活動が盛んに行われています。特に、硬式野球部は過去に甲子園に5回出場しており、相撲部は多くの有名力士を輩出していることでも知られています。また、バスケットボール部はインターハイやウインターカップといった全国大会に何度も出場した実績を持ち、陸上競技部も数多くの全国入賞者を輩出しています。吹奏楽部は東北大会や全国大会に出場するなど、文化系の部活動も充実しています。

主な行事

学校行事は年間を通じて多彩であり、入学式や芸術鑑賞教室、文化祭に運動会、修学旅行などが校内で行われます。特に文化祭は「弘実祭」として盛大に開催され、地域の方々にも参加していただけるイベントとなっています。各学期には定期考査や球技大会もあり、生徒たちは学業とスポーツを両立させることが求められます。

著名な卒業生

卒業生にはスポーツ選手や芸能人など多彩な分野で活躍している方々がいます。例えば、大相撲の元横綱栃ノ海晃嘉や、プロ野球選手の外崎修汰などがいます。また、芸能界では鈴木正幸さんや演歌歌手の西尾夕紀さんもこの学校の卒業生です。

このように、青森県立弘前実業高等学校は、専門的な教育と豊かな学びの環境を提供している学校です。その教育方針や歴史、部活動、卒業生の活躍は、地域社会において大きな影響を与えています。

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