青森県道9号夏泊公園線

青森県道9号夏泊公園線（夏泊ほたてライン）

青森県道9号夏泊公園線は、青森県東津軽郡平内町の夏泊半島を一周する主要地方道です。地元では「夏泊ほたてライン」の愛称で親しまれています。

概要

本路線は、野辺地湾と青森湾の美しい海岸線を眺めながら、夏泊半島を周遊できる風光明媚な道路です。起終点となる平内町沼舘と夏泊入口で国道4号に接続し、半島の内陸部を短絡する役割も担っています。

路線データ

起点：東津軽郡平内町大字沼舘（国道4号交点）
終点：東津軽郡平内町夏泊入口（国道4号交点）
重要な経過地：なし
路線延長：30.887 km

歴史

1961年（昭和36年）2月10日：青森県が県道夏泊公園線として認定
1993年（平成5年）5月11日：建設省（現国土交通省）が主要地方道夏泊公園線に指定

道路状況

道路改良

平内町小湊 - 東滝：雷電橋南詰付近から安井埼灯台付近にかけて、雷電トンネルを含むバイパス道路が1991年（平成3年）10月18日に開通し、小湊港周辺の混雑を緩和しています。
浦田〜茂浦バイパス：茂浦地区の倉越沢から鳥沢に至る2.6 kmのバイパス道路が2012年（平成24年）11月15日に開通しました。これにより、急カーブや急勾配が連続する幅員狭小な旧道（陸奥湾展望所バス停付近）を回避し、大型車の通行が容易になりました。バイパス区間には、延長753 mの夏泊ほたて海道トンネルが設けられ、所要時間を約10分短縮しています。地域住民の生活利便性向上、観光振興、水産物輸送力強化に貢献しています。

地理

通過する自治体

青森県
東津軽郡平内町

交差する道路

国道4号：（大字平館）
国道4号：夏泊入口

沿線

小湊港：夏泊半島東側の付け根に位置し、野辺地湾に面しています。ホタテ養殖が盛んで、本路線の愛称「夏泊ほたてライン」の由来にもなっています。
ツバキ自生北限地帯：夏泊半島北端に近い椿山神社の境内には、ヤブツバキの自生地として北限にあたる場所があり、国の天然記念物に指定されています。
夏泊崎：夏泊半島の先端にある岬です。
浅所海岸：小湊港の南側に位置し、「小湊のハクチョウおよびその渡来地」として国の天然記念物に指定されています。冬には多くの白鳥が飛来します。

青森県道9号夏泊公園線は、豊かな自然と景観に恵まれた、ドライブやツーリングに最適なルートです。沿線には観光スポットも点在しており、ゆっくりと時間をかけて楽しむことができます。

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