青森車両センター

青森車両センターについて

青森車両センター（あおもりしゃりょうセンター）は、かつて青森県青森市に位置していた東日本旅客鉄道（JR東日本）盛岡支社の車両基地です。2016年3月26日に盛岡車両センターに統合され、以降は青森派出所として運営されています。本記事では、センターの歴史や組織、配置車両について詳しく解説します。

組織体系

青森車両センターには本所の他、青森駅検査班や東派出所が設置されていました。

青森駅検査班

青森駅検査班は、青森駅構内で操車業務や列車故障時の応急処置を担当していた組織です。主に青森駅の西口側に位置し、重要な運行管理を行っていました。

東派出所

青森車両センター東派出所については、青森県青森市の東北本線青森信号場内に存在しました。2004年に青森運転所東派出所から改編され、東北本線の八戸―青森間の車両基地として移管されましたが、2008年には廃止され、青い森鉄道の運輸管理所として新たに使用されるようになりました。

歴史

青森車両センターの歴史は、1916年に青森機関庫から独立した青森検車所が発足したことから始まります。その後も幾度かの改名や改組を経て、最終的には青森車両センターとして整備されました。特に、2016年の盛岡車両センターへの統合は大きな転換点となり、青森派出所としての新たな役割を担うことになりました。

• - 1916年: 青森検車所発足
• - 2004年: 青森車両センターに改称
• - 2016年: 盛岡車両センター青森派出所となる

配置車両

青森車両センターに配置されていた車両には、現在も所有が続くものとして

• - DD14形ディーゼル機関車（1両）: ロータリー式除雪車として使用されており、現在は盛岡車両センターに転属
• - DE10形ディーゼル機関車（8両）: 青森及び盛岡での入換作業に利用されている。

統合前に転属または廃車された車両も多数存在し、特に485系やE751系といった特急車両は、「つがる」や「白鳥」などの運用に使われていました。また、特急車両の多くは2016年の統合時に転属され、青森からは姿を消しました。

その他のエピソード

新幹線の八戸―新青森間延伸に伴い、盛岡新幹線車両センターが青森車両センターの近くに新設され、今後の発展が期待されています。また、JR東日本テクノロジー青森改造センターによる改造業務も行われ、地域における鉄道の重要性が再評価されています。

青森車両センターは、長い歴史を持ち、地域鉄道の運行に貢献してきました。これからもその役割は続いていくことでしょう。

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