青空のかけら

『青空のかけら』について

斉藤由貴の7枚目のシングル「青空のかけら」は、1986年8月21日にリリースされました。この作品は、斉藤由貴にとって唯一となるオリコン週間シングルチャート第1位を記録した曲です。表題曲は、富士フイルムのカセットテープ「AXIA」のイメージソングとしても知られ、彼女の音楽キャリアにおいて重要な位置を占めています。

楽曲の特徴

「青空のかけら」は、その美しいメロディと心に沁みる歌詞で多くのリスナーに愛されています。作詞は松本隆、作曲は亀井登志夫が担当しており、特に編曲を武部聡志が手掛けていることで、曲全体に洗練された印象を与えています。初めての試みとして、振り付けにはタップダンスが導入されており、これが楽曲に新たなアイディアをもたらしました。

この曲はアルバム『チャイム』のLP盤には収録されておらず、のちにリリースされたCD盤にのみ含まれています。その際、イントロと間奏に効果音が追加され、シングル盤とは異なるアレンジが施されています。

B面曲「指輪物語」

シングルのB面には「指輪物語」が収録されています。この曲も松本隆の作詞、崎谷健次郎の作曲によるもので、編曲は武部聡志と崎谷健次郎が共同で行っています。「指輪物語」はオリジナルアルバムには収録されず、後に発売されたアルバム『チャイム』のCD盤にだけ収録されています。このB面曲は、ファンにとっては特別な位置を占めています。

カバーアーティスト

「青空のかけら」は、リリース以来多くのアーティストにカバーされています。有頂天が率いる「LONG VACATION」は1992年にアルバム『Long Vacation's Pop』でこの楽曲をカバーしました。また、堀ちえみは2005年に『80's IDOL SONGS COLLECTION』に収録し、土岐麻子も2007年の『TALKIN'』で再解釈しています。それぞれのアーティストが独自のスタイルでこの名曲を歌い継いでいるのです。

まとめ

『青空のかけら』は、斉藤由貴の音楽的な足跡を示す重要なシングルであり、その名曲としての歴史は今でも多くの人々に愛されています。斉藤由貴の魅力や才能を象徴する一曲として、これからも語り継がれていくことでしょう。

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