青葉通一番町駅

仙台市地下鉄東西線 青葉通一番町駅

仙台市青葉区一番町の中心部に位置する青葉通一番町駅は、仙台市地下鉄東西線の駅です（駅番号：T06）。かつては副駅名として『藤崎前』の愛称も用いられていました。商業施設やオフィスビルが立ち並ぶこのエリアは、仙台市の経済の中心地として重要な役割を担っています。そのため、青葉通一番町駅は、多くの利用客で賑わいを見せる活気ある駅となっています。

駅のアクセスと周辺環境

青葉通と一番町（サンモール一番町）の交差点という、仙台市内でも有数の好立地を誇ります。地上からは、西側に大町西公園駅、東側にJR東日本あおば通駅と、3つの駅が青葉通沿いに並ぶ形となっています。駅周辺には、百貨店の藤崎、商業施設のサンモール一番町、kuraxなどの商業施設のほか、オフィスビル、東北大学片平キャンパス、仙台市中央市民センターなど、様々な施設が集まっています。

特に、北2出口は藤崎本館と直結しており、地下2階にある生鮮食料品売場「My Kitchen」へのアクセスも容易です。その他、駅周辺には、晩翠草堂や戦災復興記念館などの歴史的建造物や、仙台市市民活動サポートセンターといった公共施設もあります。また、金融機関も数多く集積しており、ビジネス街としての機能も備えています。

駅の構造と設備

駅の構造は、地上から地下5階までを有する複雑な構造となっています。改札口は地下4階、ホームは地下5階に位置し、地下1階は駐輪場として利用されています。地上には、北1・2出口、南1出口の3ヶ所の出口が設置されており、それぞれの出口から周辺の様々な場所にアクセスできます。また、青葉通沿いに駐輪場出入口が2ヶ所、自転車用エレベーターが1ヶ所設置されています。

仙石線との振替輸送

青葉通一番町駅 - 荒井駅間は、仙石線との振替輸送が可能な区間となっています。東西線の当駅以東区間で運転見合わせが発生した場合、あおば通駅～中野栄駅間の仙石線への振替乗車が認められる場合があります。この仕組みは、利用者の利便性を高める上で重要な役割を果たしています。

駅の歴史

青葉通一番町駅の建設は、2008年に着工し、2015年12月6日に開業しました。駅名の決定には、駅名検討委員会が深く関わっており、当初は仮称として「一番町駅」が用いられていましたが、最終的に「青葉通一番町駅」として決定されました。開業時の1日平均乗車人員は5,764人と見込まれていましたが、2022年度には6,839人に増加しました。駅直結ビルである「ザ・仙台タワー」は、2014年3月31日に竣工しています。

利用状況と将来展望

2022年度の1日平均乗車人員は6,839人で、開業当初の見込みを上回っています。これは、駅周辺の開発や、仙台市全体の経済発展と密接に関連していると考えられます。今後、仙台市の発展とともに、ますます利用客数が増加していくことが予想されます。

まとめ

青葉通一番町駅は、仙台市中心部における重要な交通拠点として、多くの利用客に支持されています。駅周辺には商業、文化、教育など、様々な施設が充実しており、利便性も非常に高いです。仙石線との振替輸送など、災害時にも対応できる体制も整っており、今後も仙台市の発展に大きく貢献していくでしょう。

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