青谷駅

青谷駅の概要

青谷駅（あおやえき）は、鳥取県鳥取市青谷町青谷に設けられた、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陰本線の駅です。この駅は、観光地や地域住民の交通手段として重要な役割を果たしています。

歴史

青谷駅は、1905年5月15日に官設鉄道松崎駅からの延伸に伴い終着駅として開業しました。最初は客貨の取り扱いが行われ、その後の1907年には鳥取仮停車場への延伸により途中駅となり、1909年には正式に山陰本線の一部として名付けられました。1975年4月5日には貨物取扱が廃止され、1985年には荷物の取り扱いも終了しました。

1987年には国鉄の分割民営化に伴い、JR西日本の駅として運営されることになりました。そして最近の出来事として、2022年3月31日には有人窓口での切符発売が終了しました。2025年の春には、ICカード「ICOCA」の導入が予定されています。

駅構造

青谷駅は地上駅で、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線から成り立っており、合計で2面3線の構造を持っています。駅舎は単式1番のりば側に配置され、島式2・3番のりばへは跨線橋でアクセスできます。1線はスルー化されていないため、目的地に応じてホームを効果的に使うことが求められます。

駅舎内には自動券売機が備え付けられており、営業が行われる時間帯には窓口からの発券も可能です。また、改札内と外に男女別の水洗式トイレが完備されています。

利用状況

2020年度の「鳥取市統計要覧」によれば、青谷駅の年間乗車人員は14.2万人にのぼり、日々の平均乗車人員は約389人でした。この数値からは、地域住民や観光利用者の両方にとって欠かせない交通機関であることが伺えます。

駅周辺の施設

青谷駅の周囲には、旧・青谷町の中心市街地が広がります。その中には、鳥取市役所青谷町総合支所、浜村警察署青谷駐在所、青谷郵便局、鳥取銀行青谷支店、山陰合同銀行青谷出張所などの公共施設があります。

また、教育機関としては、鳥取県立青谷高等学校、鳥取市立青谷中学校、鳥取市立青谷小学校などが近隣に位置し、地域の教育支援も行っています。

バス路線も整備されており、「青谷駅」停留所からは、青谷町総合支所や他の地域を結ぶ路線が運行されています。平日のみの運行ではありますが、地元住民にとって便利な移動手段となっています。

隣接する駅

青谷駅は、JR西日本の山陰本線上にあり、快速「とっとりライナー」や普通列車の停車駅です。青谷駅の隣は浜村駅で、観光地へもスムーズにアクセスが可能です。

本駅は、その歴史的な背景と地域の交通を支え続ける姿勢により、多くの人々に親しまれています。

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