青野令

青野令（あおの りょう）

青野令は、1990年5月15日生まれ、愛媛県松山市出身のスノーボード選手。松山城南高等学校を卒業後、松山大学経営学部を中退し、日本体育大学体育学部を卒業。ハーフパイプを主戦場とし、数々の国際大会で優秀な成績を収めています。

経歴

小学校4年生からスノーボードを始め、東温市にあった屋内ゲレンデ「アクロス重信」で腕を磨きました。2004年、2005年にはJOCジュニアオリンピックで連覇を達成。2006年には、15歳にしてFISキスマークカップスノーボードジャパンで優勝を果たし、その才能を開花させました。

その後、日本代表として世界を舞台に活躍。2006-07スノーボード・ワールドカップでは、ハーフパイプ種目で富良野大会、カルガリー大会などで優勝し、見事総合優勝を飾りました。これは、日本人男子としては初の快挙でした。

2008年には、アメリカ・コロラドで開催されたWINTER X-GAMES Men's Snowboard SuperPipeで、ショーン・ホワイトに次ぐ2位に入り、銀メダルを獲得。2009年には、スノーボード世界選手権ハーフパイプ男子で優勝し、日本人初の快挙を成し遂げました。

2010年バンクーバーオリンピックでは、スノーボード・ハーフパイプ日本代表として出場。予選を2位で通過し決勝に進出しましたが、9位に終わりました。2012年には、Winter X-Games 2012 Snowboard Men's SuperPipeで銅メダルを獲得しています。

2013年には、将来のスポーツ指導者を目指し、松山大学を中退して日本体育大学体育学部社会体育学科に入学。日体大学友会スキー部フリースタイルブロックに所属し、練習に励みました。2014年ソチオリンピックのスロープスタイルで8位入賞を果たした角野友基や、ハーフパイプで銀メダルを獲得した平野歩夢、銅メダルの平岡卓らは、アクロス重信の後輩にあたります。

2017-18年シーズンを最後に現役を引退。平昌冬季五輪では日本代表のコーチとしてチームを支えました。

主な成績

2007年 FIS World Cup(JPN) HP 1位
2007年 FIS World Cup(CAD) HP 1位
2007年 FIS World Cup(CAD) HP 2位
2007年 FIS World Cup(NZL) HP 1位
2008年 FIS World Cup(KOR) HP 1位
2008年 FIS World Cup(NZL) HP 2位
2009年 FIS World Cup(JPN) HP 1位
2009年 FIS World Cup(CAD) HP 2位
2009年 FIS World Cup(NZL) HP 7位
2010年 FIS World Cup(SUI) HP 2位
2011年 FIS World Cup(CAD) HP 1位
2011年 FIS World Cup(SUI) HP 2位
2012年 FIS World Cup(NZL) HP 1位
2016年 FIS World Cup(USA) HP 1位
2016年 FIS World Cup(USA) HP 2位
2016年 FIS World Cup(JPN) HP 1位
2009年 スノーボード世界選手権 HP 1位
2011年 スノーボード世界選手権 HP 8位
2013年 スノーボード世界選手権 HP 5位
2008年 Winter X Games HP 2位
2012年 Winter X Games HP 3位

人物

ヨネックスと契約しており、同じくヨネックスとスポンサー契約をしている石川遼と共に「Wリョウ」と呼ばれていました。

バンクーバー冬季五輪の國母和宏の服装問題では、競技の先輩である國母を擁護する姿勢を見せました。

関連項目

千村格
チョコバニラボール新井
2014年ソチオリンピックの日本選手団
2010年バンクーバーオリンピックの日本選手団

外部リンク

公式ブログ
* プロフィール

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