青野南美

青野 南美（あおの みなみ）

基本情報

青野南美（あおの みなみ）は、2000年6月3日生まれで、山口県出身の日本の柔道およびレスリングの選手です。彼女は63kg級で競技しており、国内外の競技会で数多くの成果を収めています。

競技経歴

柔道の始まり

南美は、柔道を5歳という幼い時期に父親の影響を受けて始めました。彼女の柔道キャリアは下関長府中学校から始まりますが、3年生の時には全国中学校柔道大会で48kg級に出場し、3回戦で敗退しました。その後、豊浦高校に進学し、柔道の技術をさらに磨くことになります。2年生の時には全国高校選手権で63kg級の準々決勝に進出しましたが、同じく新田高校の立川桃選手に敗れ、最終的には5位となりました。3年生の時のインターハイでも立川選手に敗れ、南美はその壁を超えることができませんでした。

レスリングの挑戦

柔道だけでなく、南美は高校時代からレスリングにも取り組んでおり、その結果、2017年にはジュニアクイーンズカップで2位、アジアカデット選手権で3位を獲得しました。柔道とレスリングの両方での経験が、彼女の実力を高めることにつながったのでしょう。

大学進学と成長

2019年に日下部基栄の指導の下、福岡大学に進学しました。大学2年の時には優勝大会に出場しましたが、東海大学との決勝戦で再び立川選手に苦しむ結果となりました。しかし、キャリアの中で数々の大会に出場し、3年生の時には優勝大会で3位を、学生体重別では決勝に進出し2位を獲得するなど着実に成長を遂げます。

警察柔道への挑戦

2023年には福岡県警察に所属し、全国警察柔道選手権大会で見事優勝を果たしました。また、講道館杯では国士舘大学の山口葵良梨選手に技ありで敗れ、2位となりました。2024年のグランプリ・リンツでは3位に輝き、同年4月には体重別選手権で元世界チャンピオンの堀川恵選手を内股で下し優勝を手にしました。5月にはグランドスラム・アスタナで準決勝に進出し、残念ながらスロベニアの選手に敗れて3位となりました。

現在の成績

2024年5月6日時点で、南美のIJF世界ランキングは350ポイントを獲得し、86位にランクされています。彼女の今後の成績や活躍に期待が寄せられています。南美は日本の柔道およびレスリング界において、確かな実力を示す存在であり、これからの成長にも注目が集まっています。

戦績

柔道

• - 2018年 - 全国高校選手権 5位
• - 2021年 - 優勝大会 2位
• - 2022年 - 優勝大会 3位
• - 2022年 - 学生体重別 2位
• - 2023年 - 全国警察柔道選手権大会 優勝
• - 2023年 - 講道館杯 2位
• - 2024年 - グランプリ・リンツ 3位
• - 2024年 - 体重別 優勝
• - 2024年 - グランドスラム・アスタナ 3位

レスリング

• - 2017年 - ジュニアクイーンズカップ カデットの部 2位
• - 2017年 - アジアカデット選手権 3位
• - 2018年 - ジュニアクイーンズカップ ジュニアの部 3位
• - 2018年 - JOC杯ジュニアの部 5位
• - 2018年 - インターハイ 5位

様々な大会での実績を振り返ると、青野南美の選手としての成長は明らかであり、さらなる活躍が期待されます。

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