青野文彦

青野 文彦

青野文彦（あおの ふみひこ）は、1978年10月20日生まれの元バスケットボール選手で、愛媛県西条市（旧周桑郡小松町）出身です。彼は身長210cm、体重120kgの体格を持ち、ポジションはセンターです。一世代を代表する選手の一人で、特にBリーグの日本人選手の中では長身選手として知られています。

来歴

青野は小学校を卒業する時点で180cmを超えており、その成長は注目を集めていました。特に、横綱の北の湖が彼の実家を訪れた逸話が語り継がれています。彼のバスケットボールのキャリアは高校から始まり、松山城南高等学校を経て青山学院大学へ進学しました。大学では、創部初となる春のトーナメント優勝や新人戦、リーグ戦、そしてインカレでの優勝を果たし、4年時には大学タイトル三冠を達成しました。

2001年に松下電器に入社し、バスケットボール部に所属しましたが、実業団入り後はルーキーシーズンから網膜剥離や腰の故障に悩まされることになりました。それでも、彼はJBLのオールスターに5年連続で選出される成績を残し、天皇杯ベスト5や優秀選手賞、シーズンベスト5にも何度も選ばれました。

2013年、松下電器が休部となった後、新たに設立された和歌山トライアンズに移籍し、翌年には自由契約となりました。その後もレバンガ北海道と契約し、2015-16シーズンまで在籍しました。2016年8月にはB3リーグのライジングゼファーフクオカと選手兼アシスタントコーチとして契約し、2018年9月にはB1リーグの富山グラウジーズと選手契約を結び、キャリアを続けました。最終的には2019年に現役を引退しました。

日本代表歴

青野文彦は日本代表としても数多くの大会に出場しました。彼の代表歴は以下の通りです：

• - 1996年 アジアジュニア選手権（ジョホール・バル）
• - 1997年 夏季ユニバーシアード（イタリア）
• - 1999年 夏季ユニバーシード（スペイン）
• - 2000年 スーパードリームゲーム2000（埼玉スーパーアリーナこけら落とし）
• - 2001年 アジア選手権
• - 2003年 アジア選手権
• - 2004年 アテネオリンピック予選
• - 2006年 アジア競技大会
• - 2007年 アジア選手権
• - 2010年 ジョーンズカップ
• - 2010年 FIBAアジア
• - 2011年 東アジア選手権大会
• - 2013年 アジア選手権大会

青野のキャリアは多くのファンに愛され、彼の活躍は日本バスケットボール界において重要な役割を果たしています。その俊足と高身長は、今でも多くの若い選手たちにとって憧れの存在となっています。

もう一度検索