青3号

青3号は、日本国有[[鉄道]]（国鉄）が定めた色名称の一つで、「群青[[色]]」や「藍青色」とも呼ばれています。電車に塗装された「スカ色」の青2号と比較すると、青3号はやや暗い色合いを持つのが特徴です。

歴史

青3号が初めて採用されたのは、1935年に製造された国鉄キハ42000形気動車でした。戦後になって正式な色名称が制定され、本色と黄かっ色2号の組み合わせは、戦前唯一の軽快色とも言われていました。この配色パターンは、戦後に製造された気動車にも使用されました。

しかし、時代の流れとともに、クリーム4号と朱色4号の組み合わせが新しい標準色として採用されるようになり、青3号を使用した車両の塗装は徐々に変更されていきました。これにより、一時的に青3号の使用例は消滅しました。

復刻

1995年、茨城交通（現:ひたちなか海浜[[鉄道]]）に譲渡されていたキハ11形気動車の1両が、かつての標準色である青3号に変更され、大きな話題となりました。

さらに、JRでは2006年11月に、大糸線で使用されていたキハ52形気動車が、青3号と黄かっ色2号の組み合わせを復刻したカラーリングに変更されました。この復刻カラーリングの列車は、同年12月2日から2010年8月まで実際に運行され、多くの鉄道ファンを魅了しました。

使用車両

青3号は、主に以下の車両で使用されていました。

戦前製国鉄気動車各形式
国鉄キハ44000形・キハ44100形・キハ44200形気動車
国鉄キハ10系気動車
国鉄キハ20系気動車

近似色

青3号と似た色としては、以下の色が挙げられます。

青2号
群青[[色]]
藍色

関連項目

色
色名一覧
国鉄[[色]]
大糸線
大村線（かつて、青3号に似た塗装が使用されていた）

青3号は、国鉄時代の鉄道車両を彩った歴史的な色の一つであり、その独特の色合いは、多くの人々の記憶に残っています。

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