静岡県立新居高等学校

静岡県立新居高等学校

静岡県立新居高等学校（しずおかけんりつ あらいこうとうがっこう）は、静岡県湖西市の新居町内山にある公立の高等学校です。本校は全日制と夜間定時制を設置しており、学生が多様な学びを得られる環境を提供しています。かつて存在した昼間定時制は2009年3月に閉課され、現在は夜間定時制が三修制に対応しており、最短3年での卒業が可能です。

学校の特徴

本校では、毎月の始めに頭髪や服装の検査が行われ、学生は規定の制服を着用する必要があります。男子は詰襟の学生服、女子はセーラー服が制服として定められています。また、幅広い地域から生徒が通っており、磐田市や愛知県豊橋市など、遠方からの生徒も受け入れています。

沿革

新居高等学校のルーツは1928年に設立された新居町立新居実科高等女学校にさかのぼります。1948年に新学制が施行され、新居町立新居高等学校となり、1949年には県立に移管され、現在の名前に変更されました。その後、1965年には昼間定時制が設置され、1979年からは全日制工業コースの新入生募集が停止されました。2001年にはコース制の授業が開始され、2006年には昼間定時制の募集が停止されました。2009年に昼間定時制は閉課し、その跡地は静岡県立静岡中央高等学校通信制課程の一部として利用されています。2018年には校舎の耐震工事が完了しました。

学科とコース

静岡県立新居高等学校には、全日制と定時制それぞれに異なる学科が設置されています。

• - 全日制

- 普通科
- 工業コース
- 情報ビジネスコース
- 体育コース
- 教養コース
- 福祉コース
- 文理コース（理系・文系）

• - 定時制

- 普通科

通学アクセス

学校は東海道本線の新居町駅から徒歩5分の距離に位置しており、通学に便利な立地です。

学校行事と活動

全日制課程の年間行事は充実しており、学校全体が一体となって様々な行事を行っています。また、生徒会では行事の企画や運営を通じて、仲間との協力を学んでいます。特に生徒会の活動は、行事の準備や終了後の片付けに関して全員で協力する姿勢が求められます。

さらに、2010年には全校生徒が参加する形でマスコットキャラクターの募集が行われ、新居関所をイメージしたアライグマのキャラクター「あらぽん」が選ばれ、多くの生徒に親しまれています。

部活動

全日制課程と夜間定時制では、さまざまな部活動が活発に行われています。主な運動部には弓道部、剣道部、サッカー部、柔道部、水泳部などがあり、文化部では書道部や吹奏楽部、茶道部などが設置されています。一部の部活動は令和年度に廃部予定ですが、多くの部が活発に活動しています。

事件

2003年には、当校の男子生徒が暴走族のトラブルに巻き込まれる事件が発生し、心の痛む状況となりました。このような事件は学校における安全の重要性を改めて認識させるものでした。

結論

静岡県立新居高等学校は、その地元に根ざした教育環境や多様なカリキュラム、しっかりとした学校運営を通じて、地域社会に貢献し続けている学校です。今後も生徒たちが充実した高校生活を送ることができるよう、学校は努力を惜しまないことでしょう。

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