静岡県道145号沼津三島線

静岡県道145号沼津三島線について

静岡県道145号沼津三島線は、静岡県沼津市から三島市へと至る県道です。この道路は、地元では「旧道」や「旧東海道」として親しまれており、歴史的な背景を持つ道でもあります。

路線状況

特に、長沢交差点から東下石田交差点の間にある黄瀬川橋は、2014年3月に架け替え工事が完了し、以前の67mから105mへと全長が延長されました。また、歩道も7mから10.75mへと拡幅され、歩行者にとっても安全な道となりました。

別名

この県道は、以下のような別名でも呼ばれています。

旧東海道: 玉井寺付近には一里塚が残っており、かつての東海道の面影を今に伝えています。
旧道: JR沼津駅や三島駅から、「旧道経由」の路線バスが運行されており、地域住民の生活道路としての役割も担っています。

地理

この県道が通過する自治体は以下の通りです。

静岡県
沼津市
駿東郡清水町
三島市

交差する道路

主要な交差道路は以下の通りです。

静岡県道380号富士清水線（沼津市、起点）
国道1号 三島バイパス、沼津バイパス
静岡県道144号下土狩徳倉沼津港線
静岡県道22号三島富士線（三島市、終点）

沿線

沿道には、以下のような歴史的なスポットや見所があります。

千貫樋: 三島市と清水町の境界付近にある水路です。伊豆国（三島市）から駿河国（清水町）へと水を送るために作られた灌漑用水樋であり、この水路のおかげで清水町、特に北部地域の農業が発展しました。
玉井寺、宝池寺: 旧東海道の一里塚が現存します。玉井寺側の一里塚と、三島市塚原付近の一里塚の距離はほぼ正確ですが、沼津日枝神社境内の一里塚との距離は短いと言われています。宝池寺側の一里塚は、原形を補修したものが残っています。
八幡神社: 黄瀬川の近くに位置し、源頼朝と源義経が対面を果たした場所として知られています。境内には、二人が対面したとされる「対面石」があります。

関連事項

静岡県の県道一覧: この県道は、静岡県内の多くの県道の一つです。
伊豆箱根鉄道軌道線: かつてこの県道に敷設されていた路面電車です。
旧国道1号: この道路は、かつての国道1号の一部でした。

この県道は、地域の歴史と文化を伝える重要な道であり、地元住民の生活を支える幹線道路としての役割も担っています。

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