静岡県道74号山脇大谷線

静岡県道74号山脇大谷線

静岡県道74号山脇大谷線は、静岡市葵区から駿河区に至る、全長約13.8kmの主要地方道です。この道路は、新東名高速道路の新静岡IC付近から太平洋を望む国道150号までを結び、静岡市内の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

この県道は、静岡市中心部を南北に貫くように走り、市街地、流通センター、住宅地など、様々な地域を通過します。特に、新静岡ICと国道150号を結ぶ区間は、地域経済の動脈として機能しており、物流や通勤・通学の交通を支えています。

バイパス道路：葵区加藤島から新東名新静岡ICまでの区間は、バイパス道路として整備されており、2011年3月22日に暫定2車線で開通しました。このバイパス道路の開通により、市街地の交通渋滞緩和に貢献しています。

流通センター通り：千代田地区の約2.5km区間は、静岡流通センターが周辺に位置することから、「流通センター通り」と呼ばれています。物流トラックなどの交通量が多く、地域経済の重要なインフラとなっています。

交通渋滞：長沼交差点周辺は、交通量が非常に多く、さらに静岡鉄道静岡清水線の踏切や国道1号との交差点が隣接しているため、慢性的な渋滞が発生しています。また、この交差点は事故も多発しており、過去には県内ワースト1、2位を記録したこともあります。

日本平久能山スマートIC：大谷地区では、近くに東名高速道路のスマートインターチェンジが2019年9月14日に開通しました。当初は2017年度の開通を目指していましたが、工事中の浸水などの影響で遅延しました。このスマートICの開通により、周辺地域の利便性が向上しました。

路線データ

起点：静岡市葵区下（桜峠入口交差点、静岡県道27号井川湖御幸線交点）
終点：静岡市駿河区大谷（大谷放水路東交差点、国道150号交点）
総延長：13.8km
愛称：麻機街道、流通センター通り、池田くるま街道、大谷街道

歴史

1993年（平成5年）5月11日 - 建設省により、県道山脇古庄線・県道大谷古庄線が山脇大谷線として主要地方道に指定。
1994年（平成6年）4月1日 - 認定。

地理

通過する自治体：
静岡市（葵区 - 駿河区）

交差する道路：
静岡県道27号井川湖御幸線（起点）
静岡県道74号山脇大谷線 新道
国道1号静清バイパス
静岡県道67号静岡清水線
国道1号
静岡県道407号静岡草薙清水線
静岡市道中野小鹿線（南中央通り、SBS通り）
東名高速道路 日本平久能山スマートIC
国道150号（終点）

新道:
静岡県道27号井川湖御幸線
新東名高速道路 新静岡IC
静岡県道74号山脇大谷線

沿線

県道74号山脇大谷線沿いには、以下の施設があります。

鯨ヶ池
麻機遊水地
静岡県立こども病院・静岡てんかん・神経医療センター
静岡市中央卸売市場
静岡流通センター
静岡刑務所
静岡市東部生涯学習センター
静岡市千代田消防署
静岡県立静岡農業高等学校
静岡貨物駅
静岡市立東豊田小学校
二ツ池
静岡大学
静岡市立大谷小学校

関連項目

静岡南北道路
静岡県の県道一覧

外部リンク

静岡市建設局道路部（主要地方道・一般県道事業）

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