静岡県道84号中島南安倍線

静岡県道84号中島南安倍線

静岡県道84号中島南安倍線は、静岡市駿河区中島を起点とし、同市葵区南安倍に至る、全長約3kmの主要地方道です。この道路は、静岡市街地と東名高速道路静岡インターチェンジを結ぶ重要な役割を担っており、地域住民にとって不可欠な生活道路となっています。

概要

この県道は、駿河区の中島交差点（国道150号交点）から始まり、葵区の南安倍交差点（国道1号交点）に至ります。道路の大部分は、片側1車線の道路で構成されており、沿線には住宅地や商業施設が点在しています。特に、終点である南安倍交差点は、過去に交通事故が多発していたことで知られており、安全対策が求められる場所でした。日本損害保険協会の調査によると、2010年から2013年まで連続して県内ワースト2位の事故多発地点であったという記録があります。

路線データ

起点: 静岡市駿河区中島（国道150号交点）
終点: 静岡市葵区南安倍一丁目（国道1号交点）
総延長: 3.0km

歴史

この道路は、1972年3月31日に一般県道として路線認定されました。その後、1993年5月11日には、主要地方道に指定され、地域における重要な道路としての位置づけが確立しました。さらに、1994年4月1日には、路線番号が382号から84号に変更されました。

路線状況

この県道の通称として、静岡市は「インター通り」という名称を公式に採用しています。この名称は、東名高速道路のインターチェンジへのアクセス道路であることを示しています。しかし、一般市民の間では、長らく「東名取付道路」という名称も広く使われてきました。これは、この道路が東名高速道路静岡インターチェンジへのアクセス道路として建設された経緯に由来しています。

重複区間

静岡県道354号静岡環状線との重複区間が、駿河区南安倍の南安倍3丁目交差点から葵区南安倍の南安倍交差点までの0.4kmに存在します。この区間では、二つの県道が同じルートを通行します。

地理

この県道は、静岡市内の駿河区と葵区を通過します。この地域は、都市部と郊外が混在するエリアで、道路沿いには様々な施設や住宅が立ち並んでいます。

通過する自治体

静岡市（駿河区 - 葵区）

交差する道路

国道150号（静岡市駿河区中島・中島交差点、起点）
E1 東名高速道路 静岡IC（静岡市駿河区中島）
静岡県道354号静岡環状線（静岡県道407号静岡草薙清水線 重複）（静岡市駿河区南安倍・南安倍3丁目交差点）
丸子池田線（静岡大橋）
国道1号・静岡県道354号静岡環状線（静岡市葵区南安倍・南安倍交差点、終点）

沿線施設

静岡市立大里中学校
静岡市大里生涯学習センター・大里保健福祉センター（大里中学校敷地内に併設）

その他

この道路は、地域住民の日常生活を支える重要なインフラであり、静岡市の都市交通ネットワークにおいて欠かせない存在です。また、東名高速道路へのアクセスを提供することで、広域的な交通網の一部としても機能しています。

脚注

(省略)

関連項目

静岡県の県道一覧

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