静鉄ジョイステップバス

静鉄ジョイステップバス株式会社の紹介

静鉄ジョイステップバス株式会社は、静岡県焼津市を本社とするバス事業者で、静岡鉄道グループの一員として活動しています。「今日も、安心を乗せて。」というキャッチコピーのもと、地域の交通を支えています。特に「オレンジツアー」として知られるバスツアー事業を展開し、多くの観光客へサービスを提供しています。

会社概要

静鉄ジョイステップバスの本社は焼津営業所に位置し、静鉄ジャストライン岡部営業所の焼津車庫と併設されています。また、掛川営業所は掛川市にあり、掛川バスサービスと共同で運営されています。このような設立形態は、地域のニーズに応じた柔軟なサービス提供につながっています。

沿革の歴史

この会社の起源は1941年にまで遡ります。当時、鈴与傘下に設立された清水交通株式会社が、タクシー事業を行っていました。その後、1953年には東海観光バス株式会社が設立され、乗合自動車運送事業に参入しました。1969年には東海観光バスが静岡観光バスに社名を変更し、さらには1970年には清水交通が駿河観光バスを吸収合併しました。

さらに、2000年には静鉄と鈴与の共同出資により、静鉄ジョイステップバス株式会社が設立され、清水交通と静岡観光バスから一般貸切旅客自動車運送事業を譲受しました。これを契機に、バス会社としての基盤が強化され、事業の多様化が進みました。

近年の変化と展望

2011年、静鉄小型バスがしずてつジョイステップバスを吸収合併し、同日付で商号を「静鉄ジョイステップバス株式会社」に変更。そして、2012年には鈴与資本の撤退とともに、清水営業所の閉鎖がありました。2021年には本社を焼津営業所に移転し、静岡営業所を閉鎖しました。このような変遷を経て、静鉄ジョイステップバスはサービスの質を高め、観光業務においても「オレンジツアー」を引き続き提供しています。

車両について

乗客の安全と快適さを確保するため、静鉄ジョイステップバスでは主として日野自動車製の車両を導入しています。過去には三菱ふそうやいすゞの車両が導入されていましたが、現在は日野製が中心となっています。日産ディーゼル製の車両は導入されていないため、運行の安定性と効率性が保たれています。

公共交通としての役割

静鉄ジョイステップバスは、地域社会に密着した公共交通機関として、その重要性が増しています。特にバスツアー「オレンジツアー」は、多くの観光客に利用され、地域の観光振興に寄与しています。今後も地域に根ざしたサービスを展開し、安心・安全な移動手段を提供していくことが期待されます。

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