順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター

順天堂大学医学部附属 順天堂東京江東高齢者医療センター：高齢者医療のリーディングセンター

東京都江東区に位置する順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センターは、高齢者医療、特に認知症疾患への対応に力を入れている医療機関です。学校法人順天堂が運営し、地域社会における高齢者の健康増進と医療水準向上に大きく貢献しています。

歴史と発展

2002年に東京都江東高齢者医療センターとして開院し、当初は188床の病床数を有していました。2004年には運営主体が東京都から学校法人順天堂へと移管され、現在の名称となりました。その後、医療ニーズの高まりに応えるべく、2016年には病床数を大幅に増やし、一般病床275床、精神病床129床の計404床となりました。2018年には電子カルテシステムを導入し、診療情報の管理効率化と医療の質向上を実現しました。これらの発展は、常に進化する医療技術を取り入れ、質の高い医療を提供するという病院の姿勢を示しています。

幅広い診療科と専門性の高さ

この医療センターは、内科系、外科系、そしてその他の専門分野を網羅した多様な診療科を備えています。高齢者総合診療科を中心に、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、腎・高血圧内科、膠原病内科、糖尿病・内分泌内科、脳神経内科など、高齢者に多い疾患に対応する専門性の高い診療科が充実しています。さらに、メンタルクリニックや、外科系では消化器外科、呼吸器外科、脳神経外科、整形外科など、幅広い診療ニーズに対応できる体制を整えています。 病理診断科、リハビリテーション科、臨床検査科、歯科口腔外科といった、サポートを担う部門も充実している点が特徴的です。

地域医療への貢献

順天堂東京江東高齢者医療センターは、地域社会の医療機関として重要な役割を担っています。保険医療機関、救急告示医療機関、労災保険指定医療機関として、多くの患者を受け入れています。また、指定自立支援医療機関（更生医療・精神通院医療）、身体障害者福祉法指定医、精神保健指定医、生活保護法指定医療機関、結核指定医療機関、原子爆弾被害者一般疾病医療取扱医療機関としての指定も受けており、多様な医療ニーズに対応できる体制を整えています。災害拠点病院としての役割も担い、地域防災にも貢献しています。特に、認知症疾患医療センターとして、認知症疾患を持つ高齢者のための専門的な医療を提供しています。

アクセスと費用

東京メトロ東西線南砂町駅から徒歩5分という便利な立地にあります。都営バスも利用可能です。初診時の保険外併用療養費は2,750円です。

まとめ

順天堂大学医学部附属 順天堂東京江東高齢者医療センターは、高齢者医療に特化した高度な医療を提供するだけでなく、地域社会の医療ニーズに幅広く対応する重要な拠点となっています。充実した設備、専門性の高い医師陣、そして地域貢献への強い意識が、この病院を支えています。将来も、高齢化社会における医療の課題解決に貢献し続けることが期待されます。

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