額田部駅

額田部駅（ぬかたべえき）

額田部駅は、かつて奈良県大和郡山市額田部町に位置していた、近畿日本鉄道（近鉄）法隆寺線の駅（廃駅）です。現在はその痕跡をほとんど留めていません。

歴史

額田部駅は、法隆寺線の歴史とともに歩みました。

1915年（大正4年）2月7日：天理軽便鉄道の駅として開業。
1921年（大正10年）1月1日：天理軽便鉄道が大阪電気軌道に買収されたことにより、同社の天理線の駅となります。
1922年（大正11年）4月1日：新法隆寺駅 - 平端駅間が法隆寺線となったため、法隆寺線の駅となりました。
1944年（昭和19年）6月1日：近畿日本鉄道の駅となります。
1945年（昭和20年）2月11日：法隆寺線全線が不要不急線として休止。それに伴い、当駅も休止となります。
1952年（昭和27年）4月1日：法隆寺線が廃止されたことにより、額田部駅も廃駅となりました。

構造

額田部駅は、待避設備のない、棒線状のホームを有する駅でした。

駅周辺の状況

廃駅後、駅周辺は住宅地として開発が進み、駅の痕跡を見つけることは困難になっています。しかし、1984年（昭和59年）頃まではホームの形が残っていたという情報もあります。かつて駅の代替として、奈良交通の「額田部」停留所が設置されていましたが、2009年（平成21年）に平端駅行きのバス路線が廃止されたため、バス停留所も撤去されました。

隣の駅

近畿日本鉄道

法隆寺線

大和安堵駅 - 額田部駅 - 平端駅

参考文献

近畿日本鉄道・法隆寺線、額田部駅跡 - 写真共有サイト「フォト蔵」
徳永慶太郎『近鉄線各駅停車(Ⅱ) 京都橿原線』保育社、1984年、142頁。

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
廃駅

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