風まかせ 新・諸国漫遊記

風まかせ 新・諸国漫遊記

『風まかせ 新・諸国漫遊記』は、1990年10月20日から2000年3月25日までフジテレビで放送されていた人気の旅番組です。この番組は、土曜日の12時台などに生放送され、タレントたちが日本各地を訪れ、その土地の観光スポットや魅力を紹介することを目的としています。視聴者は、さまざまな出会いや体験を通して日本の自然や文化を楽しむことができました。

番組の特徴

『風まかせ 新・諸国漫遊記』の魅力は、タレントたちが行く場所や体験を通して、視聴者に旅の楽しさを伝えるところにあります。特に、「一万円の旅」という企画は、限られた予算内でいかに充実した旅ができるかをテーマにしており、多くの人々の興味を引きました。旅の目的地についての解説や、タレントたちのリアルな感想が交わされるスタジオトークも大きな魅力の一部でした。このようなトークでは、司会者とレポーターが視聴者へ向けて生の情報を伝え、観光地に関するエピソードや裏話が披露されました。

放送中、スタジオ出演者が「新諸国、漫遊記〜」と声をかけながらカメラに向かって指で○を描く仕草が恒例となっており、このシーンは番組のシンボルともいえるものでした。開放感あふれる旅の雰囲気を視聴者に伝えるための工夫が随所に見られました。

音楽と映像

オープニングのテーマソングやCM前のサウンドロゴは、「風まかせ〜、風まかせ〜」というフレーズが何度も繰り返され、印象的なメロディとして視聴者の記憶に残りました。音楽は杵屋徳衛によって長唄調で歌われており、番組の雰囲気をさらに引き立てました。番組後期にはオープニングが改訂され、他のタレントによるバージョンも放送されました。

出演者とスタッフ

番組にはさまざまなタレントが参加し、特に相原勇やミスターちん、さまぁ〜ず（当時のバカルディ）、ルー大柴など、多くの有名な芸能人が旅を通じて彼らの個性を引き出しました。ナレーションはキートン山田が担当し、また企画や構成には多くのスタッフが関わっており、番組のクオリティを支えていました。

放送の歴史

当初は1時間番組でありましたが、だんだんと放送時間が変更され、最終的には11時45分からの75分番組となりました。2004年12月26日には約5年ぶりに年末スペシャルとして復活し、多くのファンに喜ばれました。また、地上波放送当時の内容はフジテレビ739で再放送されたこともあります。

『風まかせ 新・諸国漫遊記』は、旅をテーマにした番組の中でも特に多くの人々に愛され、日本の文化や風俗を届けた伝説的な存在だと言えるでしょう。

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