風早村

風早村（かざはやむら）

風早村は、かつて千葉県東葛飾郡に存在した村です。現在の柏市南東部に位置し、手賀沼の北岸に面し、西部には大津川が流れる自然豊かな地域でした。

歴史

1889年4月1日、町村制の施行に伴い、以下の10の村が合併し、南相馬郡風早村が誕生しました。

塚崎村
大井村
大島田村
蓑輪村
五条谷村
高柳村
藤ヶ谷村
藤ヶ谷新田
大井村新田
箕輪村新田

1897年3月30日には、南相馬郡が東葛飾郡に編入されたため、風早村も東葛飾郡に所属することとなりました。

その後、1955年3月30日に手賀村と合併し、新たに沼南村が発足。これにより、風早村はその歴史に幕を閉じました。

沼南村は1964年2月1日に町制を施行し、沼南町となりました。さらに、2005年3月28日には沼南町が柏市に編入され、現在に至ります。

地理

風早村は、現在の柏市の南東部に位置し、北部に手賀沼、西部に大津川が流れる、水と緑に恵まれた地域でした。この豊かな自然環境は、村の生活や文化に大きな影響を与えていました。

交通

鉄道は、東武鉄道野田線が村内を通過しており、高柳駅が利用されていました。

東武鉄道
野田線
高柳駅

出身・ゆかりのある人物

風早村には、以下のような人物がゆかりがあります。

大久保忠均：政治家。風早村の村長を務めました。
小沢一郎：政治家。母親が風早村の出身です。

関連項目

千葉県の廃止市町村一覧

まとめ

風早村は、その短い歴史の中で、周辺の村々と合併を繰り返し、姿を変えてきました。しかし、その名前と歴史は、現在の柏市の一部として、今もなお語り継がれています。この地域には、手賀沼や大津川といった自然が豊かに残り、かつての村の風景を偲ばせます。

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