風賢央厳太

風賢央 厳太のプロフィール

風賢央厳太（かぜけんおう げんた）は、1999年6月4日生まれで、愛媛県西予市出身の現役大相撲力士です。本名は住木 厳太（すみき げんた）で、身長は182.5cm、体重は149.3kg。彼の最高位は2024年5月場所における西十両14枚目です。彼は押尾川部屋に所属しており、相撲界における将来が非常に期待されています。

幼少期とスポーツ経験

幼少の頃、厳太はサッカーや空手、柔道を習い、多彩なスポーツに親しんでいました。相撲は松山市立福音小学校5年生のとき、春日館相撲道場で始めることとなった。中学校では親元を離れ、寮生活を送りながら西予市立野村中学校に進学。家族も彼のスポーツ活動を支えており、父親は転職し、母親は寮の近くに移住するなど、家族のサポートがあったことが彼の成長に寄与しました。

高校と大学時代

中学卒業後、彼は愛媛県立野村高等学校の畜産科に入学し、3年次には国体個人準優勝という素晴らしい成績を収めました。その後中央大学法学部法律学科に進学し、2年生時に宇和島大会団体優勝、全日本選手権ではベスト16に進出します。4年生では主将を務め、全国学生選抜大会で個人ベスト16に選ばれるなど、学生時代から多くの輝かしい実績を持っています。

大相撲入門と初土俵

大学を卒業後、彼は中央大学OBで22代押尾川（元関脇・豪風）からの誘いを受け、大相撲の押尾川部屋に入門しました。2022年3月場所に初土俵を踏み、押尾川部屋にとっては新弟子としての初めての入門者となりました。彼の登場は部屋の歴史に新たな一ページを加えるものであり、その後の活躍が楽しみです。

初めて番付に名を連ねた5月場所では、13日目の7番相撲で星違いの山藤に敗れ、最終的には6勝1敗で終わりますが、優勝決定戦で見事序ノ口を制しました。その後も連続して良い成績を収め、7月場所からは4場所連続で6勝1敗の成績を残すなど、彼の成績は目覚ましいものです。

十両昇進とその後

2024年3月場所では西幕下13枚目の地位で出場し、全勝で幕下優勝を達成。この成果を受けて、同年5月場所より新十両への昇進が決定しました。彼は押尾川部屋から初の新十両力士となり、愛媛県出身では29年ぶりの快挙でもあります。新十両の5月場所では初日こそ敗れましたが、その後は勝利を重ねていきましたが、最終的には負け越しとなり、7月場所では幕下に降格してしまいました。

パーソナルライフ

厳太は広島市で生まれ、その後父親の転勤で各地を転々とし、小学校3年生のときに愛媛県へ移住しました。四股名の「風賢央」は、風が師匠の四股名、賢が高校時代の恩師、央が母校の中央大学に由来しています。彼は愛媛県相撲連盟から、西予市のイメージキャラクターをあしらった化粧廻しを贈呈されたこともあります。また、NHKによる取材によれば、洋食が好きで、特に地元の洋食屋の「タンポポライス」が特にお気に入りです。

主要な成績

2024年7月場所終了時点で、彼の通算成績は68勝37敗1休を記録しています。各段優勝では3つのタイトルを持ち、特に2024年3月場所での幕下優勝と2022年5月場所での序ノ口優勝が印象的です。今後もさらなる飛躍が期待される力士の一人です。

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