飛鳥井雅慶

飛鳥井雅慶（あすかい まさよし）氏は、1937年1月6日に飛鳥井雅信の次男として誕生しました。飛鳥井家は由緒ある家柄であり、雅慶氏はその当主として家を守り続けています。

社会人としては、ボクスイ株式会社にて営業総括室部長を務め、企業人としての経験も積みました。その後、神職の道に進み、1996年に宮内庁掌典職委嘱掌典に任じられました。宮中祭祀に携わる重要な役職である掌典を1999年に拝命し、2002年には掌典次長に就任しました。これらの職務を通して、日本の伝統文化と祭祀の継承に貢献しました。

2007年10月1日には、橿原神宮の宮司に就任し、神社の運営と発展に尽力しました。2009年6月26日には、奈良県神社庁長にも就任し、地域全体の神社行政にも携わりました。2010年には、橿原神宮鎮座120周年を迎え、4月1日の奉祝祭、4月2日の秋篠宮文仁親王・同妃紀子を迎えての御鎮座百二十年記念大祭、4月3日の神武天皇祭・御鎮座百二十年記念奉祝祭では、宮司として祝詞を奏上しました。また、同年12月3日には、立正佼成会の渡邊恭位理事長と懇談し、宗教間の交流にも努めました。

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、被災した大崎八幡宮に見舞いを送りました。その後、2011年7月31日に橿原神宮宮司を依願辞職しました。

飛鳥井家の系譜は以下の通りです。

父：雅信（1893 - 1969）
母：敞子（1902 - ） - 八条隆正長女
姉：典子（1927 - ） - 金田民夫夫人
姉：祥子（1928 - ） - 梅本二郎夫人
兄：雅道（1934 - 2000）
妻：悠子（1947 - ） - 篠原眞應次女
長男：雅崇（1971 - ）

参考文献

『平成新修旧華族家系大成』上巻、霞会館編、吉川弘文館、1996年9月10日。
* 『橿原神宮史続編』田浦雅徳監修、橿原神宮庁、2020年4月2日。

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