飯島早苗

飯島早苗（いいじま さなえ）は、1963年10月12日生まれ、東京都出身の日本の劇作家、脚本家です。日本女子大学文学部国文学科を卒業後、演劇の世界へと足を踏み入れました。

1982年、大学在学中に鈴木裕美と共に劇団「自転車キンクリート」を結成し、主に脚本を担当しました。同劇団では、独特な世界観とユーモアに満ちた作品を数多く発表し、演劇ファンから支持を集めました。

「自転車キンクリート」での活動と並行して、飯島はテレビドラマや舞台の脚本も手掛けるようになりました。テレビドラマでは、『サザエさん』、『プリティーモンキー』、『はみだし刑事情熱系』、『新・科捜研の女』など、人気シリーズや話題作の脚本を担当し、幅広い視聴者層にその名を知られるようになりました。

舞台脚本家としては、外部の舞台作品にも意欲的に参加しています。主な作品には、篠田達明原作の『法王庁の避妊法』、アガサ・クリスティ原作の『検察側の証人』、向田邦子原作の『蛇蝎のごとく』、御笠ノ忠次演出の『絢爛とか爛漫とか』、板垣恭一演出の『奇跡のメロディ～渡辺はま子物語～』、田中麻衣子演出のミュージカル『ゆびさきと恋々』などがあります。これらの作品を通して、飯島は様々なジャンルやテーマに挑戦し、その才能を発揮しています。

飯島早苗は、劇団での活動、テレビドラマ、舞台と、多岐にわたる分野で活躍する脚本家であり、その作品は多くの人々に感動と笑い、そして深い感動を与え続けています。

主な脚本作品

テレビドラマ
サザエさん（1993年・1995年、フジテレビ）
プリティーモンキー（1998年、テレビ朝日）
はみだし刑事情熱系（1999年～2002年、テレビ朝日）
新・科捜研の女（2005年、テレビ朝日）

舞台
法王庁の避妊法（1994年ほか、原作：篠田達明）
検察側の証人（1999年、原作：アガサ・クリスティ）
蛇蝎のごとく（2004年、原作：向田邦子）
絢爛とか爛漫とか（2007年、演出：御笠ノ忠次）
奇跡のメロディ～ 渡辺はま子物語 ～（2010年、演出：板垣恭一、シアタークリエ）
A New Musical『ゆびさきと恋々』（2021年、演出：田中麻衣子、本多劇場）

外部リンク
* 自転車キンクリーツカンパニー

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