飯沼蓮

飯沼 蓮

飯沼 蓮（いいぬま れん）は、2000年2月8日に山梨県山梨市で生まれた日本のラグビーユニオン選手です。現在の所属チームは、ジャパンラグビーリーグワンに参戦する浦安D-Rocks。グラウンド上では、試合のテンポを作り出す重要な役割を担うスクラムハーフ（SH）としてプレーしており、身長169cm、体重72kgという体格を生かした俊敏な動きが特徴です。

幼い頃からラグビーに親しみ、わずか3歳で楕円球を追い始めました。山梨県立日川高等学校に進学し、高校ラグビー界でその才能を開花させます。日川高校在学中には、将来を嘱望される高校日本代表に選出されるなど、早くから全国レベルでの実力を証明しました。

高校卒業後、日本の大学ラグビー界の名門である明治大学へ進学。明治大学ラグビー部の一員として、関東大学対抗戦や全国大学選手権といった主要大会で活躍しました。特に、大学4年次にあたる2021年にはチームの主将という重責を担い、リーダーシップを発揮してチームを牽引しました。

大学卒業後、2022年にNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安へ加入し、プロラグビー選手としてのキャリアをスタートさせます。同年4月9日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONEの第12節、埼玉ワイルドナイツ戦で先発メンバーとして公式戦に初出場し、リーグワンデビューを果たしました。

2022年7月、NTTグループ内の組織再編に伴い、シャイニングアークス東京ベイ浦安は浦安D-Rocksへと改編されました。飯沼選手は、この新体制となった浦安D-Rocksの選手スコッドに選ばれ、引き続きチームの中心選手としてプレーすることになります。そして、同年10月には、発足したばかりの浦安D-Rocksの初代主将に就任。若くしてチームを率いる役割を任され、ピッチ内外でリーダーシップを発揮し、チームの歴史を築く一員として活躍しています。

飯沼選手は、卓越したパススキルと判断力でゲームをコントロールし、自らも隙を突いて突破を試みるなど、スクラムハーフとして攻守両面でチームに貢献しています。今後の更なる成長と活躍が期待される選手です。

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