飯田貴之

飯田貴之：才能と努力で道を切り開く長距離ランナー

飯田貴之は、1999年生まれ、千葉県香取郡東庄町出身の陸上競技選手です。専門は長距離走とマラソンで、その卓越した才能と努力で、数々の記録を打ち立ててきました。八千代松陰高等学校、青山学院大学総合文化政策学部を卒業後、現在は富士通に所属し、競技を続けています。

学生時代：駅伝での活躍と成長

中学時代から陸上競技を本格的に始め、都道府県対抗駅伝にも出場。八千代松陰高校時代には、全国高校駅伝で区間17位を記録しました。

青山学院大学に進学すると、原晋監督の指導のもと、才能を開花させます。1年時から出雲駅伝のメンバーに選ばれるなど、その実力は注目を集めました。特に、第95回箱根駅伝では8区を走り、区間2位の好成績を収め、チームの復路優勝に貢献しました。

2年時の第96回箱根駅伝では、5区で区間新記録を樹立し、往路優勝のテープを切るという快挙を成し遂げました。これは、青学大の2年ぶり5回目の総合優勝に大きく貢献するものでした。また、大学駅伝だけでなく、関東学連10000m記録挑戦競技会では自己ベストを大幅に更新するなど、個人としても目覚ましい成長を遂げました。

4年時には長距離ブロックの主将を務め、チームを牽引。第98回箱根駅伝では4区で区間3位の好走を見せ、チームの総合優勝に大きく貢献しました。

社会人：マラソンへの挑戦と飛躍

大学卒業後は富士通に入社し、実業団選手として競技を続行。2022年の別府大分毎日マラソンで初マラソンに挑戦しましたが、結果は満足のいくものではありませんでした。しかし、そこから持ち前の粘り強さで自己記録を更新し続け、2023年の大阪マラソンでは2時間09分57秒を記録。さらに、チェコ・プラハマラソンでは2時間09分34秒と自己ベストを更新し、MGC出場権を獲得しました。

MGC本番レースでは、38位に終わりましたが、自己ベストを大幅に更新し、その成長ぶりを証明しました。

人物像：努力家でチームを愛する男

飯田選手は、練習熱心な選手として知られ、そのストイックな姿勢はチームメイトからも尊敬を集めています。青山学院大学時代には、チームの『練習の虫』と称されるほどでした。また、趣味はガンプラ、ゲーム、音楽鑑賞と多才な一面も持っています。特に、ゲームではチームメイトと交流を深めているようです。後輩の佐藤一世選手からは「飯田先輩」と呼ばれ、尊敬されています。

原晋監督からは、「チーム一のイケメンで男前」と評されており、チームのムードメーカー的な存在でもあります。しかし、最終学年ではキャプテンとしてチームをまとめ、見事箱根駅伝総合優勝を果たしました。

初マラソンの際には、解説者の瀬古利彦氏から「しっかり足が地面に付いていて、マラソン向きのきれいなフォーム」と絶賛されるなど、そのフォームにも注目が集まっています。

飯田貴之の主な戦績

大学駅伝成績

第95回箱根駅伝 8区 区間2位
第96回箱根駅伝 5区 区間新記録
第97回箱根駅伝 9区 区間2位
第98回箱根駅伝 4区 区間3位

マラソン全戦績

2022年 別府大分毎日マラソン 33位
2023年 大阪マラソン 35位
2023年 プラハマラソン 5位
2023年 MGC 38位

自己記録

5000m：13分55秒83
10000m：28分30秒30
ハーフ[[マラソン]]：1時間03分10秒
マラソン：2時間09分34秒

飯田貴之は、これからも記録を更新し、日本の長距離界を牽引していくことが期待されます。彼の今後の活躍に注目です。

外部リンク

飯田 貴之 - 陸上競技部 - Fujitsu Sports
飯田貴之 / Takayuki Iida (@iidatakayuki_) - X（旧Twitter）
飯田貴之 / Takayuki lida (@takayukiiidaphoto) - Instagram
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