飯田風音

飯田 風音について

飯田風音（いいだ かざね）は、2001年8月9日生まれで、埼玉県さいたま市から来た女子競輪選手です。彼女は現在、日本競輪選手会埼玉支部に所属しており、活動の拠点として大宮競輪場を利用しています。飯田選手は日本競輪選手養成所の第120期生であり、才能豊かな選手としての地位を築いています。特に、彼女の師匠である実父の飯田威文は66期生で、競技の深い知識と経験を伝授しています。

経歴の始まり

風音選手は小学校高学年の時期からスピードスケートを始め、体力の向上を目的に自転車競技へも参加するようになりました。この頃から彼女の競技者としての基盤が築かれたのです。川越工業高校に進学すると、自転車部に入部し、さらなる技術の向上を目指しました。特に、2018年と2019年にはインターハイ女子ケイリンでの優勝を果たすなど、アマチュア時代からその実力を発揮していました。

養成所での成長

風音選手は2020年1月16日に日本競輪選手養成所の第120回技能試験に見事合格します。養成所での訓練期間中は、エリート選手を対象にしたハイパフォーマンスディビジョン（HPD）で鍛えられました。特に、その中でも目立った成績を収めたのが、第3回記録会におけるゴールデンキャップ獲得です。これは女子競輪の歴史の中で8人目の快挙であり、彼女の実力が証明されました。養成所での競走成績は30勝し、最終的には卒業記念レースで4着となりました。

プロデビューとその後

2021年5月1日、飯田風音選手は静岡競輪場で開催された新人戦「競輪ルーキーシリーズ2021」において第7レースでデビューし、いきなり2着の成績を収めました。このデビュー戦でのパフォーマンスは彼女が本格的な選手としての走りを見せる重要な瞬間となりました。さらに、同年の5月21日に大宮競輪場で行われた新人戦で待望の初勝利を達成。その後、11月26日のいわき平FIでは、3日間すべて1着という完全優勝を達成し、強い印象を残しました。

期待される未来

飯田風音選手は、競技に対する真摯な姿勢と高い技術力で、今後の競輪界でも注目され続ける存在となるでしょう。彼女の活躍を享受できるファンにとって、これからの成長が非常に楽しみです。競技のフィールドで、さらなる挑戦を続ける彼女に、ぜひ注目していきたいところです。

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