香取神社 (埼玉県松伏町大字築比地2254)

香取神社（かとりじんじゃ）

香取神社は、埼玉県北葛飾郡松伏町に位置する神社です。創建は1622年（元和8年）と伝えられています。

歴史

創建当初、神社は現在地の隣にある「香取」という小字に位置していたと考えられています。現在地の小字は「雷（らい）」ですが、後に現在の場所に移転したと推測されています。

1874年（明治7年）には、近代社格制度において「村社」に列せられました。明治末期から大正初期にかけて、全国的に神社合祀が行われましたが、香取神社もその影響を受けました。

神社の明細帳によると、1911年（明治44年）に周辺の5社、1913年（大正2年）にはさらに4社が合祀されたと記録されています。しかし、実際には、築比地地区にあるもう一つの香取神社である「築比地下香取神社」の方に、大半の神社が合祀されたと考えられています。

神社明細帳の記録と実際の合祀状況が異なる理由については、当時の埼玉県当局の誤記載なのか、あるいは何か深い事情があったのかは不明です。この点については、今後の調査が必要とされています。

交通アクセス

路線バス：登戸停留所より徒歩約11分

参考文献

埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 大里・北葛飾・比企』埼玉県神社庁、1992年

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