香川県立志度高等学校

香川県立志度高等学校

香川県立志度高等学校は、香川県さぬき市志度にある公立の高校です。この学校は県内で唯一、工業科と商業科が設置されている特色を持っています。2002年に志度町がさぬき市に合併した際にも、地域の重要な教育機関として位置づけられています。

沿革

志度高校の歴史は1924年に遡ります。初めての認可を受けたのは香川県立志度商業学校であり、8月には本館が竣工しました。その後、1926年には新校舎へ移転し、1928年には中館や図書室も完成しました。

1944年には農業科が併設され、香川県立志度拓殖学校に改称。その後、1946年には農業科が廃止され、再び香川県立志度商業学校に戻りました。1948年に学制改革が行われ、香川県立志度商業高等学校となり、1950年に水産科が併設され、香川県立志度高等学校に改名されました。

その後、いくつもの建物が竣工し、1969年には鉄筋三階建中館が完成。また、校舎や体育館、特別教室の増築が行われ、1974年には創立50周年を祝う式典が開かれました。1992年には工業系学科（電子機械科、情報科学科）が設置され、現在の校名に変更されました。さらに、1994年には創立70周年を記念する事業も実施されています。

設置課程

志度高校には全日制の商業科、電子機械科、情報科学科が設置されています。むろん、それぞれの学科には特化した教育プログラムが用意されており、学生のキャリア形成を支援しています。

学校行事

志度高祭

志度高祭では、芸能大会や志度高デパート、ロボットデモンストレーションなど、さまざまな催しが行われます。学生たちの創造性や技術を披露する貴重な機会でもあります。

遍路ウォーク

この行事は、四国霊場第88番札所である大窪寺から学校までを歩き、交流を深めるイベントです。地域の文化や歴史に触れ合う重要な体験となります。

部活動

学校の部活動にも力を入れており、運動部には野球や柔道、剣道、バスケットボールなどがあります。特に野球部は全国大会にも出場しており、41年の歴史を誇る実績があります。また、文化部には吹奏楽、コンピューター技術、美術、家政など幅広い活動が見られます。

学校会議

訳したなかで、学期ごとに行われる学校会議では、生徒や保護者、教職員が集まり、校則や教育ビジョンに関する話し合いが行われます。この三者協議会は、学校の運営において重要な役割を担っています。

校則

志度高校は厳格な校則で知られています。アルバイトは許可制であり、家庭の事情がない限り平日に行うことは難しい状況です。さらに、昔にはスカートの長さに関する厳しいルールが適用されることがありました。

制服

現在の制服は男女とも緑色のブレザーで、工業科の設置時に改定されました。2023年度からは、女子生徒の制服にスラックスが追加されました。

著名な出身者

志度高校からは、元プロ野球選手の三村正、小野寺洋、川畑博、池内豊も輩出されています。彼らを含む多くの卒業生が社会で活躍しています。

取り組みやイベント、そして学校の歴史を通じて、香川県立志度高等学校は地域密着型の教育を提供しており、未来を担う若者たちを育成し続けています。

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