香月良仁

香月良仁: 概要とキャリア

香月良仁（かつき りょうじ）は1984年1月22日生まれで、福岡県久留米市出身のプロ野球選手です。投手としてのキャリアを有し、さらに野球指導者や実業家としても活動しています。香月選手は右投げ右打ちで、実兄の香月良太もプロ野球選手です。

経歴

プロ入り前

香月選手は、久留米市立良山中学校に通っていた際に、久留米明球クラブで投手として活躍しました。柳川高校に進学した彼は、2000年春に兄と共に第72回選抜高等学校野球大会に出場。しかし、夏の第82回全国高等学校野球選手権大会では、良仁はベンチ入りしなかったものの、学校としては福岡県代表として名を馳せました。その後、第一経済大学に進学し、硬式野球部で活動。福岡六大学リーグで成績を残しましたが、右肘の怪我に悩まされ、ドラフト指名には至りませんでした。

熊本ゴールデンラークスへの入団

大学卒業後の2006年に鮮ど市場に入社し、同社の硬式野球部・熊本ゴールデンラークスにも所属しました。彼は店舗での仕事と並行し、野球を続けました。2007年からはチームの重要な戦力となり、第78回都市対抗および第34回日本選手権に貢献。2008年には千葉ロッテマリーンズから指名を受け、プロ入りを果たしました。

ロッテ時代

ロッテに入団後、2009年のシーズンにはイースタン・リーグで9勝を挙げ、最多勝利のタイトルを獲得しましたが、一軍への昇格は実現しませんでした。2010年には一軍での初登板を果たし、以後もイースタン・リーグで安定した成績を収めました。2012年には防御率1.21を記録するなど、成長を遂げました。しかし、2016年には戦力外通告を受け、その後自由契約となりました。

熊本への復帰

熊本に復帰した香月選手は、再び鮮ど市場ゴールデンラークスに加わり、選手兼指導者としての新たなスタートを切りました。2020年には「R＆Associates」を設立し、熊本でさまざまな事業を展開しました。また、2021年からはeスポーツ企業「e-spear」の代表取締役に就任しました。さらに、2024年には九州アジアリーグに参加する東南アジア選手主体の球団の共同代表として活動することが決まり、初代監督も務めることとなりました。大きな野球プロジェクト「BeARプロジェクト」も立ち上げ、熊本県内でのスポーツと農業が融合した新たな活動を推進しています。

選手としての特徴

香月選手の投球スタイルは、ストレートの球速が140km/h前後でありながら、独特のフォームから繰り出される縦のカーブやチェンジアップで打者を巧みに打ち取ります。緩急を使った投球術が彼の大きな強みです。

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このように香月良仁選手は、プロ野球選手としてのキャリアを通じて多角的な経験を積み、指導者や実業家としても成功を目指してさまざまな取り組みを行っています。

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