香港コロシアム

香港コロシアム

香港コロシアム、またの名を紅磡体育館（紅磡香港体育館）は、香港に位置する大型の屋内競技場です。政府が建設したこの施設は、香港ではアジアワールド・エキスポに次ぐ規模を誇り、その独特のダイヤモンド型の外観は、「世界で最もユニークな建築物のひとつ」と称されています。

主にコンサート会場として使用されるこのコロシアムは、スポーツイベントが行われることは稀で、むしろ多くのアーティストが憧れる舞台となっています。香港及び中華圏では「紅館」という愛称で親しまれており、ここでのコンサートは、日本における武道館での公演に等しい存在感を持っています。このため、多くのアーティストが「紅館公演」を目指して活動しています。

過去には、中国語の歌手としてフェイ・ウォンや周華健、レスリー・チャン、またK-POP界のSUPER JUNIORやEXO、さらに日本のアーティストである西城秀樹や浜崎あゆみなど、名だたるアーティストがこの場で素晴らしいパフォーマンスを披露しています。

このコロシアムでは、単に音楽演奏だけでなく、香港電影金像奨授賞式やミス[[香港]]コンテストといったイベントも開かれています。また、2008年にはバレーボール・ワールドグランプリが開催され、2009年12月には東アジア競技大会の会場としても利用されました。

歴史

1960年代、香港市政局は国際的な基準を満たす体育館の建設を計画し、紅磡港の埋立地に建設が決定されました。1977年に正式に工事が始まり、1981年の8月に工事は完了しました。1983年4月27日、当時の香港総督エドワード・ユード伯爵によってこけらおとしが行われ、この模様はテレビで生中継されました。

2008年には約半年にわたって施設の改修工事が行われ、時代に合わせた機能を持つようになりました。交通アクセスも良好で、MTRの東鉄線屯馬線の紅磡駅から直通で訪れることができます。

このように、香港コロシアムは単なるスポーツ施設を超えて、文化とエンターテインメントの重要な拠点となっています。数多くのアーティストや観客にとって、特別な思い出をつくる場所であり続けることでしょう。

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