香美警察署

香美警察署の概要

香美警察署（カミケイサツショ）は高知県の香美市に位置し、行政的には県内の治安維持を使命としてきた警察機関です。この署は、伝統的な犯罪防止活動や地域住民との連携を通じて安全な社会の実現を目指してきました。しかし、2016年4月1日、南国警察署への統合によってその歴史に幕を閉じました。

所在地と管轄

香美警察署の所在地は高知県香美市土佐山田町栄町12番2号です。この署の管轄区域は香美市全域であり、地域住民に直接的な警察サービスを提供していました。

沿革

香美警察署の歴史は非常に長く、1878年（明治11年）6月5日に設置された赤岡警察署の山田分署に端を発します。この分署は、1881年（明治14年）に山田警察署に昇格し、その後も幾度かの改称や昇格が行われました。

• - 1886年：後免警察署山田分署に降格。
• - 1888年：赤岡警察署山田分署に管轄が変更。
• - 1913年：赤岡警察署山田町巡査部長派出所に降格。
• - 1921年：赤岡警察署山田分署に昇格。
• - 1926年：山田警察署に再度昇格。
• - 1948年：国家地方警察高知県本部に移管され、香北地区警察署に改称。
• - 1952年：山田地区警察署に改称。
• - 1954年：高知県警察に移管、高知県山田警察署に改称。
• - 2006年：香美市の発足に伴い高知県香美警察署に改称。
• - 2016年：南国警察署に統合。

このように、香美警察署は長い歴史を持ち、その過程で様々な変遷を経てきました。

組織

香美警察署は、いくつかの専門課により運営されていました。これには警務課、会計庶務課、刑事課、生活安全課、地域課、交通課、警備課が含まれています。それぞれの課が特定の役割を担い、地域の安全を守るために協力して活動していました。

駐在所

香美市内には複数の駐在所が設置されており、地域の警察活動を補完していました。具体的な駐在所は以下の通りです。

• - 片地駐在所：香美市土佐山田町佐古藪216番地1
• - 香北駐在所：香美市香北町美良布223番地3
• - 繁藤駐在所：香美市土佐山田町繁藤5番地
• - 大栃駐在所：香美市物部町大栃1390番地1

これらの駐在所は、警察署の機能を地方にまで広げ、地域住民との関係構築を大切にしていました。

まとめ

香美警察署は、香美市の治安維持のために設立され、数多くの変遷を経て地域の人々の安全な生活を支えてきました。しかし、2016年の統合により、その役割は他の警察署に引き継がれることとなりました。香美警察署の歴史は、高知県警察の一部として、地域社会の安全を守るために尽力してきた証でもあるのです。

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