馬場翔大

馬場翔大：不屈の精神で駆け抜けたランナー

馬場翔大（ばば しょうた）は、1993年10月23日生まれ、岡山県岡山市出身の元陸上競技選手です。長距離走を専門とし、その粘り強い走りで多くのファンを魅了しました。倉敷高校、駒澤大学経済学部を経て、NTT西日本陸上競技部に所属していました。

陸上競技との出会いと高校時代

小学校5年生の時、姉の影響で陸上競技を始めた馬場は、岡山市立上道中学校3年時に岡山県中学駅伝の1区で区間賞を獲得。早くからその才能を発揮し、都道府県対抗駅伝にも出場しました。倉敷高校に進学後もその活躍は続き、3年時の全国高校駅伝では3区を区間3位（日本人トップ）で快走し、チームを準優勝に導きました。また、2012年にはアジアクロスカントリー選手権ジュニア8kmの部で優勝を飾るなど、国内外でその実力を示しました。

駒澤大学での飛躍と挫折

駒澤大学に進学した馬場は、大学2年時に全日本大学駅伝で学生駅伝デビューを果たし、6区で区間賞を獲得。チームの優勝に大きく貢献しました。続く第90回箱根駅伝では、山登りの5区を担当し区間3位と好走。1時間20分を切る好タイムを記録し、その名を轟かせました。

しかし、翌年の第91回箱根駅伝では、5区でトップでタスキを受けたものの、青山学院大学の選手に逆転を許し、さらには低体温症と足の痙攣に見舞われ、ゴール直前で何度も立ち止まりながらも、最後は倒れこむようにゴール。チームは総合2位に終わりました。この時のレースは、多くの人々の記憶に残る名シーンとして語り継がれています。レース後、一時陸上を辞めることも考えたそうですが、家族の支えで競技を続行しました。

大学4年時には、全日本大学駅伝で6区区間賞を獲得。また箱根駅伝では、自ら希望して8区を走り、区間2位と好走を見せました。

NTT西日本での活躍

大学卒業後はNTT西日本に進み、実業団選手として活躍しました。2017年・2018年と関西実業団駅伝6区で2年連続区間賞を獲得するなど、安定した実力を示しました。ニューイヤー駅伝でもエース区間の4区を2年連続で担当し、チームに貢献しました。

馬場翔大の記録

以下は、馬場翔大の主な自己記録です。

5000m：13分54秒82（2018年）
10000m：28分37秒21（2015年）
* ハーフマラソン：1時間02分21秒（2015年）

まとめ

馬場翔大は、その才能と努力で数々の記録を打ち立てたランナーです。特に大学駅伝での活躍は目覚ましく、箱根駅伝でのドラマチックな走りは多くの人々に感動を与えました。陸上競技を引退した後も、その不屈の精神は多くの人々に勇気を与え続けるでしょう。

もう一度検索