NTT西日本陸上競技部

NTT西日本陸上競技部について

NTT西日本陸上競技部は、大阪府を拠点に活動する、西日本電信電話（NTT西日本）の男子陸上競技チームです。監督は国近友昭氏が務めています。このチームは、全日本実業団駅伝において、初出場から41回連続出場を含む、合計56回（2021年現在）という輝かしい出場回数を誇る、非常に伝統のあるチームです。

チームの歴史

チームの歴史は、NTTの前身である日本電信電話公社時代に、全国各地の局で創部された部活動に遡ります。1985年にNTTグループが誕生した際、各チームは「NTT〇〇」（〇〇には各支社名が入ります）と改称しました。

1999年7月1日、NTTは4社に分割再編されました。この再編に伴い、全国11支社にあったスポーツチームは、過去の実績に基づいて再編成され、陸上競技部（広島）、硬式野球部（大阪）、ラグビー部（大阪、現在のスネイルズ）、男子バレーボール部（名古屋）、女子バレーボール部（神戸）が、NTT西日本本体が支援するシンボルチームとして選ばれました。また、ソフトテニス（広島）の全日本メンバーもシンボル選手に認定されました。再編から外れたチームは同好会やクラブチームとして活動を続けるか、休廃部となりました。

しかし、2002年3月31日、NTT西日本の業績不振により、野球部を除く全てのシンボルチームが解散しました。陸上部は広島支社の同好会に格下げされ、清水康次選手のみがシンボル選手として会社からのサポートを受ける状況となりました。これに伴い、細川道隆選手は大塚製薬へ、道方智徳選手と長尾幸保選手はNKK（現在のJFEスチール）へ移籍しました。

チーム名の変遷と再編成

チームは、かつて「電電中国」として広島県を拠点に活動していましたが、その後「NTT中国」、「NTT西日本」、「NTT西日本広島（広島支社陸上同好会）」と名称を変えてきました。一方、大阪支社の陸上同好会（旧：電電近畿）も「NTT関西」、「NTT西日本大阪（大阪支社陸上同好会）」と変遷しました。2004年には、広島の同好会の選手がほとんど移籍することを条件に、大阪支社の同好会が陸上部へ昇格し、現在のNTT西日本陸上競技部となりました。

全日本実業団駅伝の出場回数は、NTT西日本広島のものを継承しており、これは、チームの歴史と変遷を示す重要な要素です。

主な所属選手

現在、チームには以下の選手が所属しています。

堀越信司
大塚倭
山本翔馬
湊谷春紀
松尾淳之介
小林歩
北崎拓矢
服部弾馬
小松巧弥
パトリック マゼンゲ ワンブィ
石井優樹
松崎咲人
ダニエル ディリツ
一色恭志
* 難波天


これらの選手たちは、日々トレーニングに励み、数々の大会で活躍しています。

まとめ

NTT西日本陸上競技部は、長い歴史と伝統を持つチームであり、数々の困難を乗り越えながらも、常に高い目標を持って活動を続けています。今後も、駅伝をはじめとする様々な大会での活躍が期待されます。

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