馬山総合運動場野球場

馬山総合運動場野球場は、韓国の慶尚南道昌原市陽徳洞に位置する、馬山総合運動場内にある野球場です。1982年、馬山市（現在の昌原市）で開催された全国体育大会を契機に開場しました。

2012年からは、オンラインゲーム運営会社であるNCソフトを親会社とする韓国プロ野球チーム、NCダイノスが本拠地として使用していました。NCダイノスは当初二軍リーグに参加し、2013年に一軍リーグへ昇格しました。それ以前は、長年にわたりロッテ・ジャイアンツの準本拠地球場として使用されていましたが、2011年からはロッテ主催の試合は行われなくなりました。

2019年2月には、この野球場のすぐ東側に新球場である昌原NCパークが完成し、NCダイノス一軍の主催試合はそちらで開催されるようになりました。そのため、馬山総合運動場野球場では主に二軍選手が出場するフューチャースリーグの試合が開催されています。

施設の改善

建設当初は照明設備がなく、デーゲームしか開催できませんでしたが、1998年に照明設備が完成し、ナイトゲームも開催できるようになりました。また、2008年以降のプロ野球人気の上昇に伴い、2009年には馬山市が総工費16億5千万ウォンをかけて改修工事を行いました。このうち、8億8千万ウォンは芝の交換に使われました。開場以来天然芝だったグラウンドは、水はけが悪かったため人工芝に張り替えられました。

さらに、2011年10月から2012年4月にかけて大規模な改修工事が実施され、NCダイノスの主催試合開催に対応できるようになりました。NCダイノスが本拠地とするにあたり、スコアボードのボールカウント表示も「SBO」から「BSO」に変更されました。

2016年シーズン前には、フェアグラウンド部分が再び天然芝に張り替えられました。以前の人工芝改修時とは異なり、内野部分にも天然芝が張られました（ファウルグラウンド部分は人工芝のまま）。

馬山総合運動場野球場は、長年にわたり韓国プロ野球の歴史を見守ってきた球場であり、現在も二軍選手の育成の場として活用されています。

もう一度検索