馬渕有咲

東京都出身の元タレント、馬渕有咲（まぶちありさ）は、1995年 5月18日に生まれ、2009年から2016年にかけて日本の芸能界で活動しました。

経歴

2009年 7月15日、馬渕有咲はヴィズミックプロモーションに所属し、芸能活動を本格的にスタートさせます。その後、所属事務所をCESに移し、2015年からはベリーベリープロダクションに籍を置きました。

キャリア初期には、2010年4月に「原宿カフェ・クレープ」のイメージガール・ジュニアに選ばれるとともに、「CREPES BAMBINA 2010」のメンバーとしても活動し、フレッシュな存在として注目を集めました。俳優としては、2011年4月放送開始のテレビドラマ『鈴木先生』でドラマに初出演。この作品は、彼女の俳優としてのキャリアにおける重要な一歩となりました。

2014年8月からは、学業に専念するため一時的に芸能活動を休止することを発表。しかし、2015年2月に青山学院大学総合文化政策学部への合格が決定したことを機に、再び芸能活動を再開させました。

主な出演・活動

馬渕有咲は、短い期間ながらもテレビドラマ、映画、テレビ番組、CM、舞台、DVD、インターネットコンテンツ、イベント、雑誌など、多岐にわたる分野で活動を展開しました。

- テレビドラマ:

『鈴木先生』（2011年）、BeeTV『悪の教典 -序章-』（2012年）、『サキ』（2013年）、『たべるダケ』8話（2013年）、『ブラック・プレジデント』2話（2014年）、『セーラーゾンビ』9話（2014年）などに出演。

- 映画:

『鈴木先生』（2013年公開）、『継（リレー）』（2012年）。

- テレビ番組:

日本テレビ『ゲーマーズTV 夜遊び三姉妹』（2012年）、日本テレビ『ミュージックドラゴン』（2013年）、チバテレビ『誉田進学塾のすゝめ! ナイツ&U字工事の知ったかぶり甲子園』（2014年、アシスタント）に出演。

- CM・広告:

CREPES 2010 BAMBINA イメージガール（2010-2011年）、Z会中学生向けパンフレットイメージモデル（2012年）、マクドナルド「15ピースチキンマックナゲット」（2012年）、サンブロス「FUNKY BASS」（2012-2013年）、誉田進学塾「『競い合う仲間』篇」（2013-2014年）、シャープ「PrintSmash」（2014年）など、多くのキャンペーンに起用されました。

- 舞台:

B-baby #2『空隙』（2011年）、『Short Sweet Story 芸術の秋編』（2012年）に出演。引退後の2017年10月には『ごきげんなマティーニ』に出演していますが、これは芸能活動の恒常的な再開を意味するものではありませんでした。

- リリース/DVD:

特撮アクションVシネマ『特警戦隊サイレンジャーVS忍者特捜ジャスティーウィンド』（2012年）、『ダークヒロイン女蝶人ピンクパピヨン』（2013年）、1stDVD『はじめまして有咲だよ！』（2013年）をリリース。

- インターネット:

@TV『デ☆ビューCh』（2012年）、ミスアクション電子写真集（2013年）、月刊タレントパワーランキングでの紹介（2013年）など。2016年1月22日には自身のYouTubeチャンネルを開設し、ファンとの交流を図りました。

- イベント:

「映画鈴木先生」大ヒット御礼舞台挨拶（2013年）などに参加。

- 雑誌:

『漫画アクション』での「ミスアクション2013」ファイナリスト（2012年-）、『girls!』（2013年）に掲載。

引退

2016年10月31日をもって、所属事務所であるベリーベリープロダクションとの契約を終了。これに伴い、芸能活動からも完全に身を引き、芸能界を引退することを決めました。この引退の事実は、同年12月に自身のブログを通じて、長年応援してくれたファンに向けて報告されました。

人物像

趣味は写真、犬の散歩、体を鍛えること、そして買い物。多趣味でアクティブな一面を持ちます。特技には手品、ものまね、スローバク転、腕ずもうといった、ユニークで場を和ませる才能があります。座右の銘は「全力」と語っており、仕事や学業に対する真摯な姿勢がうかがえます。好きな食べ物はアボカドとサーモン。好きな色はピンクと茶色で、この二色は自身のブログのタイトル「ピンクと茶色」にも使用されていました。学生時代にはバスケットボール部に所属していた経験もあり、スポーツも好んでいます。

約7年間の活動期間は決して長くはありませんでしたが、馬渕有咲は「全力」をモットーに、多様な分野で存在感を示しました。ファンや関係者の記憶に、その短いながらも輝かしいキャリアは深く刻まれています。

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