馮紹峰

馮紹峰（ウィリアム・フォン）

馮紹峰（ウィリアム・フォン、英語: William Feng、1978年10月7日 - ）は、中国を代表する俳優です。本名は馮威。時代劇から現代劇まで幅広い役柄を演じ、その演技力で多くのファンを魅了しています。

略歴

上海戯劇学院演技本科を2001年に卒業後、中国で数々のテレビドラマに出演しキャリアをスタートさせました。2007年の『女人花』で注目を集め、その実力を開花させます。

2009年に華誼兄弟に移籍。2010年には、テレビドラマ『美人心計〜一人の妃と二人の皇帝〜』で劉章を演じ、翌2011年にはドラマ『宮 パレス 〜時をかける宮女〜』で、清の第八皇子「八阿哥（愛新覚羅胤禩）」を演じ、一躍人気俳優としての地位を確立しました。

同年、映画『項羽と劉邦/White Vengeance』では西楚の覇王・項羽を演じ、映画界へ本格的に進出。2012年には、映画『二重露光 〜Double Xposure〜』でファン・ビンビンと共演し、米誌フォーブスの中国著名人ランキングにも選出されるなど、その人気と実力を不動のものとしました。

2013年には、中国・台湾共同制作のテレビドラマ『蘭陵王』で高長恭（蘭陵王）を演じ、中国のみならずアジア圏へ活躍の場を広げました。その後は、中国、アジア圏での実績をもとに、世界進出も果たしています。

2014年には、映画『いつか、また』『黄金時代』に出演。2015年には、ジャン・ジャック・アノー監督が長年温めていた大作映画『神なるオオカミ』に出演。『いつか、また』と『神なるオオカミ』は、それぞれ公開から数週間で6億枚のチケット販売を記録し、中国大陸で「億元先生」と称されました。『神なるオオカミ』はアジア圏だけでなく、欧米を含む世界26カ国で公開され、2016年には第33回大衆映画百花奨で最優秀男優賞を受賞し、中国国内で「影帝」と呼ばれるようになりました。

2016年の旧正月には、『西遊記 孫悟空vs白骨夫人』が世界興行収入200億円を突破。その後も、『親友の結婚式』、ヒューゴ賞受賞作のSF小説を映画化した『三体』(公開延期中)などで主演を務めています。

2016年は、馮紹峰にとって俳優人生15周年の節目であり、これまでの作品撮影時のエッセイをまとめた書籍《锋芒》が発売されました。また、2016年、2017年には、彼自身のプロデュースによるドラマ『幻城』『幻城凡世』が製作され、世界各国でネット配信されています。

2017年12月公開の映画『二代妖精之今生有馬幸』は、公開2日で1億枚のチケット販売を突破し、初の喜劇映画主演も成功を収めました。

2018年の『西遊記 女人国の戦い』『王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン』は、欧米各地で中国本土と同時公開され、国際的な俳優としての地位を確立しました。

プライベートでは、2018年にドラマ『明蘭 〜才媛の春〜』で夫婦役を演じたチャオ・リーインと結婚し話題となりましたが、2021年4月に離婚を発表しています。

馮紹峰は、その演技力と国際的な活躍で、今後ますます注目される俳優の一人です。

主な出演作品

映画
ドラマ

日本語吹き替え

主に内田夕夜が担当しており、「日本のウィリアム・フォン」と評されるほどに定着しています。

外部リンク

Feng Shaofeng on Sina Twitter（中国語）
ウィリアム・フォン - allcinema
* IMDb URL'>Shaofeng Feng - IMDb（英語）

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