駐日ポルトガル大使館

駐日ポルトガル大使館について

駐日ポルトガル大使館は、ポルトガルが日本の首都東京に設置している大使館です。日葡関係の歴史を象徴する存在であり、両国間の外交において重要な役割を果たしています。

歴史

1860年8月の日葡修好通商条約調印後、1866年に駐日ポルトガル公使館が開館しました。しかし、特命全権公使が日本に常駐し信任状を捧呈したのは、明治維新後の1873年11月20日でした。これは、日本とポルトガル間の正式な外交関係が確立された重要な瞬間と言えるでしょう。

第二次世界大戦中、皇軍によるポルトガル領ティモール（現在の東ティモール）占拠により、両国関係は一時的に断絶しました。しかし、サラザール政権は大日本帝国に対し宣戦布告をせず、中立を維持しました。大戦末期、皇軍が帝都上空の制空権を喪失すると、ポルトガル公使館は他の12ヶ国および1国際機関と同様に軽井沢へ疎開しました。

1953年、日葡間の外交関係が再開され、駐日ポルトガル臨時代理公使が東京に着任しました。その後、公使館は大使館に昇格し、現在に至っています。この外交関係の再開は、戦後の国際社会における両国の新たな協力関係の始まりを意味しました。

所在地

2023年1月16日より、大使館は下記の住所で運営されています。

〒106-0031 東京都港区西麻布三丁目6-6

以前の住所（東京都千代田区麹町3丁目10-3 神浦麹町ビル5階）から移転しています。

大使

2024年12月22日より、ティアゴ・デ・ブリット・ペネードが臨時代理大使を務めています。大使の交代は、両国間の外交方針や協力関係に影響を与える可能性があります。

関連項目

日本とポルトガルの関係

外部リンク

日本のポルトガル大使館
* ポルトガル大使館 (@PortugalinJapan) - X（旧Twitter）

駐日ポルトガル大使館は、長きにわたる歴史の中で、両国関係の発展に貢献してきました。大使館の活動は、経済、文化、教育など、多岐にわたる分野での協力関係を促進し、相互理解を深める上で重要な役割を果たしています。今後の両国関係のさらなる発展が期待されます。

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